分画遠心法によるミトコンドリアからのタンパク抽出

このQ&Aのポイント
  • 現在分画遠心法によってミトコンドリア画分とミトコンドリア画分を除いた部分からタンパク質(酵素)を抽出しています。
  • 通常、ミトコンドリア画分を得るためにはショ糖溶液が使用されますが、沈殿からもタンパク質(酵素)を取り出したい場合は界面活性剤が入ったリン酸緩衝液を使用することも可能です。
  • 分画遠心法においては、原理的には様々な溶液を使用することができますが、最適な条件を見つけるためには実験が必要です。
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分画遠心法について(ミトコンドリアからのタンパク抽出)

現在分画遠心法によってミトコンドリア画分とミトコンドリア画分を除いた部分からタンパク質(酵素)を抽出しています。 そこで質問です。大抵の本や文献ではミトコンドリア画分を得るまでショ糖溶液を使用しているのですが、ショ糖溶液でなければならないのでしょうか?私はミトコンドリア画分を得るまでの沈殿などからもタンパク質(酵素)を取り出したいと考えていますので、できれば界面活性剤が入っているリン酸緩衝液を使いたいと考えています。なのでできれば最初からPBで抽出することが可能かどうか知りたいのです。原理としてはどのような溶液でもできそうな気がするのですが… ご存知の方がいらっしゃいましたらよろしくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Sbacteria
  • ベストアンサー率42% (55/129)
回答No.1

質問の内容がしっかり把握できていないので、正確な回答になるかどうか分かりませんが.... まず、純粋なオルガネラを単離するためには、フィコールなどの高分子化合物(ショ糖でも良いです)の密度勾配遠心法によるのが一番です(それでも純粋とは云えないのですが...)。  一般の懸濁液に使用する際に、ショ糖(やグリセロール)を含めるのは、浸透圧を合わせて、オルガネラが壊れないようにすることが目的です。蛋白質をとるのが目的なら、入れなくても良いでしょう。それより蛋白質自身の安定性を高める為にグリセロールを数%入れておく方が良いと思います。  

11nekosuki
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 返事が大変遅くなってしまって申し訳ありません。 また、わかりにくい文章で重ね重ね申し訳ありません。 とりあえずショ糖溶液を用いてミトコンドリア画分を取り出すことにしてからタンパクを抽出することにしました。

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