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右脳左脳と首で交差する神経
人間では、右脳左脳から伸びた神経が首の辺りで交差して、頭部と体では神経が左右が逆に繋がっていると聞いたことがありますが、これは何か重要な理由があるのでしょうか? 他の動物でもそうなのでしょうか?(脊椎動物はすべてそうなっている?) もし神経を繋ぎ直して逆にしてしまったら、何か困ったことが起こるのでしょうか?
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たまたま、読んでいた本に、書いてありました。 #1様のご回答と同様ですが、マーセル・キンズバーンと言う、心理言語学者の仮説らしいです。 無脊椎動物(虫・昆虫等)は、すべて右脳が右側を制御しています。我々の祖先も最初はひねくれていなかったようです。 ご質問の、神経繊維の半回転が、いつ起きたかは、化石も無く全く不明。 「キンズバーンの仮定の生き物は化石を残さず、五億年以上も前に絶滅したので、なぜ、回転が生じたのかは誰もわからない。・・・しかし、それでキンズバーンの説が弱まるわけではない」『言語を生みだす本能』下巻P113ピンカー 私も興味を持ち、キンズバーンで検索してみましたが、引用した本の紹介だけでした。 残念なのは、この本には索引が無く、出典や参考文献が解からないので、私もこれ以上の事は、申し上げられません。 『脳の中の幽霊』の索引にある、Kinsbourne,M 1989 が同一人物らしいのですが、検索しても日本語のページが無く徒労に終わりました。 興味深い質問ですが、私としてはさらに、脳の中でも右眼と左眼の神経繊維がねじれている点が、この仮説から説明できないのがもどかしいですね。 ナメクジウオの名前すら知りません、お役に立たず失礼しました。
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面白い質問ですね。私もよく知らないので、知っているところだけ。(叩き台ということで。) 脊椎動物では左右の交差が言われています。さらに神経系と血管系の関係が無脊椎生物では腹側ー背側、脊椎動物ではその逆と反対だということも言われています。 ということで、原始生物のうち、なんかの拍子で「発生中に頭と身体が180度ねじれる変化」が起こり、それが現在に反映されているのかもと想像されています。脊椎動物ではなくてもそれに近いと言われているナメクジウオでも背側が神経系のようなのでこれら脊索動物の共通の先祖に当たる動物の何かに起こった変化ではないかという想像です。(ナメクジウオの神経支配についてはよく知らないので、調べてもらえると嬉しいです。) これが正しいとすると回転したグループから脊椎動物が、回転しなかったグループの中から昆虫が進化してきたということになります。昆虫は生物として全然問題なく、ごき○りなんかを見ると人間なんかよりよっぽど生命力ありそうなので、脊椎動物も神経支配が逆だったとしてもあまり問題なく進化してきたかもしれません。あるいは、回転したので何かの物理的要因で脊索が発達なんてことがあったのかもしれません。ホメオボックス遺伝子あたりの研究で既に何か言われているかも。 もし、生前後これ完璧に神経を繋ぎ直したら、特に問題もなく育つんじゃないでしょうか。あ、でも左利きになる可能性が高いかも。
補足
回答ありがとうございます。 もともと真っすぐだったのが、ねじれるというのは面白い発想ですね。でもナメクジウオはねじれていないようですね。そもそも脳が無いですが… そもそも魚の脳は左右に分かれてるんでしょうか?脳のある動物は全てねじれてるんでしょうか? 知らないことがたくさん出てきます。 受精卵から成長していく過程は進化の過程をたどっているといわれたりしますが、受精卵で神経が出来てその後、ねじれたりするんでしょうか? いろいろ不思議です。
補足
回答ありがとうございます。 キンズバーンですか。 無脊椎動物はまっすぐなのですね。 まだよく分かっていないことのようですね。