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成年後見制度について
自分の兄は知恵遅れで統合失調症(現在は薬で安定)で、両親と同居してましたが、父が脳梗塞で入院中で将来の事が心配で、弟の自分がなるように母に薦められてます。この制度も後見、保佐、補助と分かれております。それぞれどう違うのでしょうか? 日常全般まで見られる余裕がありません。どうか詳しい方、教えてください。
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補助:判断能力が不十分な方々が対象 当事者が申立てにより選択した「特定の法律行為」 (例えば、貯金の管理・重要な財産の処分・介護契 約等)について、代理権または同意権(取消権)を もつ。 保佐:判断能力が著しく不十分な方々が対象 重要な行為(例えば、借財・保証・重要な財産の処 分)について同意権と取消権を持つ。また、当事者 が申立てにより選択した「特定の法律行為」につい て代理権の付与を受けることもできる。 後見:判断能力を欠く状況にある方々が対象 広範な代理権と取消権をもつ。尊重の観点から「日 用品の購入その他日常生活に関する行為」について は取消権の対象から除外される。 ちなみに 代理権:本人に代わって法律行為を行う権限 同意権・取り消し権:同意を得ないで行った行為は、補助人または保佐人が取り消すことができる。例えば、本人が不利な契約を結んだような場合に、それを取り消して本人を保護することを目的とする。 それぞれが持つ事になる力の大きさは 後見>補佐>補助 となります。
お礼
ご返事有難う御座います。財産が多少あるので、保佐か後見か迷います。家内は保佐の方が責任がまだ少なくて良いと言います。でも、保佐人になるには本人の同意が必要とあります。少しでも早い方が良いので、3~4ヶ月審査がかかるので、同意のいらない後見の方が早くていいのかよくわかりませんが、本人の判断能力で決まりますから、それで考えます。