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suzusiroの回答

  • suzusiro
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回答No.1

問題点とかそういった難しいことは分からないのですが、私はこの作品が大好きなのでついつい出てきていしまいました。 あまり、役にたつことは、言えないのですが、坂口安吾の「文学のふるさと」という文章があるのですが、それを読むとどうしてこの作品が胸を打つのか、孤独というのをどう思っているのかということが書かれている気がします。まだ読んだことがなかったら是非、一度読まれることをお勧めします。 また、講談社文芸文庫から出ている坂口安吾の日本文化私観、桜の森の満開の下に解説が載っているのですが、それを読むととてもこの作品のことが分かってくると思います。紀伊国屋とか大手書店だと置いてあると思います。どちらも解説を書いているのは、川村湊さんという人なのでその人の論文などを探せば問題点ももっと詳しく分かるかもしれません。 ここからは、私の感想というか意見ですが、 この作品を読んだ後、なんだかとても寂しいというか、なんだかうまくいえない心臓がギュッとしまる様な感覚にとらわれます。でも、とても美しくて大切にしたいような気分でもある。 男は何?女は何?というのはよく分かりません。いや、意味をつけろと言われれば、出来なくもないのですがそうしたくない。 むしろ、個々の登場人物は何であるのかと思い描くよりも、この作品の世界観を味わい、「宝石の冷たさのようなもの」へと思いをはせ、全体として論じてもらうことが作者の願いではないかと勝手に思っています。 男は何であったか、女はなんだったかを意味づけて論ずるよりは、孤独とは何か、特に、坂口安吾はどのように孤独を思っていたのかを調べることが、問題点となると思います。 もし、参考にしていただけたら嬉しいです。 勝手なことを言ってすみません!

mayu1314
質問者

お礼

勝手なことなんてとんでもない!とても参考になりました。 そうですね、この作品では“孤独”は重要なキーワードです。そしてまた坂口安吾を語るときは彼のファルス論を持ち出さねばなりません。今の私はそれをよく理解していないのですが、頑張って人に説明できるくらい、そして自分自身のためにもきちんと把握したいものです。 この作品は最初題名を聞いたとき、とても美しいイメージを抱きました。しかし読んでみるとかなりグロテスクだったんですね。何がどうとはすぐに出てこないのですが、すごい作品だなと感じました。 回答していただいて嬉しかったです。川村湊さんの論文、探してみます。ありがとうございました。

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