• ベストアンサー

遺伝子の発現解析について

あるホメオボックス遺伝子(Dll)の発現を調べるために、ショウジョウバエの胚に digoxigenin で標識された Dll の cDNA プローブをハイブリダイズさせた…と論文にあったのですが、 1. digoxigenin と cDNA プローブとはどのようなものか 2. どのようにして digoxigenin を標識し、それを胚に導入するのか について教えてください。論文には詳しいメソッドが書いてありませんでした。よろしくおねがいします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

in situ hybridization(イン シチュ(またはサイチュ)ハイブリダイゼイション)と呼ばれている手法です。まず、一般的なin situ ハイブリダイゼイションの原理と手法を調べて理解してください。 digoxigeninを使う、あるいはcDNAを使うというのは、本質的なことではありません。単に、選びうる手段のうちの一つです。 流れだけ簡単に言うと、 固定組織(この場合、胚)に、ラベルしたプローブ(この場合、Dll cDNAをdigoxigeninでラベルしたもの)を、ハイブリダイズさせます(サザンあるいはノーザンを想像してください)。するとプローブが組織中の相補なRNA(このばあいDll RNA)にハイブリします。これを酵素や蛍光物質などで標識した抗digoxigenin抗体を用いて組織上で検出します。

tamioka32
質問者

お礼

胚の中で発現している RNA にハイブリダイズさせるのですね。 ありがとうございました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (1)

  • Sbacteria
  • ベストアンサー率42% (55/129)
回答No.1

http://www.roche-biochem.jp/products/biochemica/bionews_files/no_95/r_95_2.html を参照してください。 あるいは、雑誌としては、 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/489706953X.html に、RIを使わないで核酸、タンパク質に標識する方法が書いてあります。

tamioka32
質問者

お礼

ありがとうございます。早速参考にしてみます。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 遺伝子の発現について。

    遺伝子の発現について。 まだ研究して間もない者です。癌に関連する遺伝子の発現について解析を行っています。 mRNA・タンパクレベルで正常組織に比較して癌組織での発現が亢進していました。 しかし免染と臨床指標との相関で、腫瘍の進行、浸潤が進むと発現が小さくなる傾向を示していました。 つまり、正常よりも癌では有意に発現が上がりますが、癌の中では進行とともにタンパクの発現が弱くなっていました。 論文を検索しても、同様な傾向を示す遺伝子は確認できず、研究が上手くいっていないのかと頭を悩ませています。 つきましては、このような傾向が起こりうるのか、また他の遺伝子でそのような傾向を示している論文をご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけますと幸いです。 よろしくお願い申し上げます。

  • プライマー及びプローブについて

    ある遺伝子の発現量を調べるため、PCRやDIGを用いた論文を読んでいるのですが、 この際に準備するプライマーやプローブは、目的の遺伝子がCYP関連の遺伝子ということまでわかっていれば、準備することができるのでしょうか。 この論文ではプローブによって候補をいくつか挙げ、最終的に目的の遺伝子にたどりついているのですが、細かいmethodの理解ができていません。よろしくお願いします。

  • mRNAにおける遺伝子の発現について

    遺伝子実験初心者です。 mRNAにおけるとある遺伝子の発現レベルを調べる実験を行おうとしています。 リアルタイムPCRを行える環境でないため、次のように実験を行おうと思っています。 RNAの抽出→RNA量の測定→RT-PCRでcDNAを作製→目的遺伝子のプライマー&ハウスキーピング遺伝子のプライマーを用いてそれぞれPCRにて増幅→電気泳動にてバンドの濃さを確認。 Aの細胞集団(1×10の6乗個)から抽出したRNAと、Bの細胞集団(5×10の6乗個)から抽出したRNAにおける、とある遺伝子の発現を比較したいのですが、両細胞から抽出したRNAをAとBで同量になるようにして実験を行えば、正しい比較ができていると言えますか?

  • レポータータンパク質を利用した発現解析について

    遺伝子の発現パターンや発現量を調べるときに使う方法で、5’上流域をGFPなどのレポータータンパク質遺伝子に融合させたキメラ遺伝子を作成して、それをゲノムに導入した生物においてレポータータンパク質の発現を解析する方法がありますが、 この方法では厳密には本来の遺伝子の発現パターンや量を解析しない場合がある、ということを聞きました。 どういった場合に解析ができなくなるのでしょうか?

  • プロモーター解析

    全くの素人です。遺伝子工学ハンドブックを購入しだいそちらも参考にしますが、今はまだないので教えていただければと思います。 レポーター遺伝子つきのベクターに調節領域を挿入して対象細胞での発現を見る方法は分かったのですが、その他の方法で混乱してしまいました。S1マッピングという方法がありますが、参考書の図を見ても理解できませんでした。これは、プロモーター領域を含む5'プローブでmRNAとハイブリダイズさせた後、S1で切ってハイブリダイズした部分だけを電気泳動しているようですが、プローブをDNA上の調節領域とmRNAコード配列の境界となるように設計して、電気泳動でのサイズからその部位(転写開始点やスプライス部位など)を調べるということで良いのでしょうか?この場合は当然転写調節の標的となるmRNAを用いると思いますが、レポーターアッセイの場合はこのmRNAがGFPやルシフェラーゼになっている訳ですよね?  また電気泳動でサイズが分かったら、標的調節領域に変異を導入して詳しい機能を調べるという手順でしょうか? 実験せずに想像で書いていますので、誤りを指摘して下さると助かります。

  • 「発現」の使い方

    私は、生化学系のDC1の学生です。 言葉の使い方で悩んでいます。 特にここ1年くらいなのですが、うちのボスが「発現」と言う言葉の使い方に対して、こだわっています。 具体的には、「遺伝子」以外の主語に対して「発現する」という表現をすると訂正されます。特に、「タンパク質」が「発現する」という表現は徹底的に訂正されます。 しかし、世の中(例えば、論文や企業のカタログ)を見回してみると、「~タンパク質の発現」などという表現はあちこちで見受けられます。 うちのボスのこだわりは正しいのでしょうか?

  • タンパク(輸送体)発現の調節

    輸送体(トランスポータ、膜タンパク質)について調べています。 私の調べている輸送体は、大きく3つに分けられ、成体ではそれぞれ臓器特異的な発現がみられます。うち1つはわりと全身で発現がみられます(発現していない臓器もあり)。 成体で発現場所がコントロールされているタンパク質というのが、未分化の状態(胚やES細胞)では発現しているのか知りたいです。 ・胚では発現していて、分化とともに発現が抑制されていく ・胚では発現していなくて、分化するとスイッチが入る ・その他? 遺伝子の種類によって異なるとは思うのですが、輸送体だとどうなのか、と疑問です。 胚であればどれかは発現しているはずの輸送体なのですが、3種類のうちすべてが発現しているのだろうか?と疑問なのです。 曖昧な質問で恐縮ですが、ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示願います。

  • 遺伝学の問題です。

    よくわからないので教えてください。 全長8000bp制限酵素地図を持つゲノムDNAがある。ただし、問題となる部分以外のゲノム領域、プラスミドベクター由来の配列などは無視するものとする。 この遺伝子を発現する組織から、cDNAライブラリーを作成した結果、約3000bpのフラグメントと、約5300bpのフラグメントの2つの長さの発現領域を持つcDNAを得た。なぜこのような結果が生じたのか説明しなさい。

  • 目的遺伝子の正常組織における発現量の検討

    こんにちは 早速質問なのですが・・・ IGF1Rという遺伝子についてイヌ、ネコで実験しています ヒトやマウスなどでは実験がかなり進められていて、遺伝子の機能などについていろいろ報告があり、IGF1Rに関する論文もたくさんあります この遺伝子が各正常組織(脳、肺、心臓、胃、肝臓、腎臓、大腸など)において、『どの組織で多く発現しているのか』などの各組織における発現量の比較のデータが知りたいのですが、いろいろな論文を読んでもなかなかほしい情報が得られません その情報を得るには地道に文献をあたっていくしか方法はないのでしょうか? それとも良い方法を知っていたら教えていただけたら幸です よろしくお願いします

  • 遺伝子導入

    遺伝子導入について詳しいページはないでしょうか? 遺伝子導入の原理や発現させるための注意点を 知りたいのですが…。