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「幅員」を使ってよいものは?
幅員(ふくいん)とは「はば」のことですが、その対象は「道路・橋」「河川・航路」「船・自動車」「建物・廊下・階段・通路・出入口・門」に限られているようです。 「テレビ画面の幅員」とか「人体の幅員」とか「冷蔵庫の幅員」というものは聞いたことがありません。 どう区別しているのでしょうか。ものの大きさでしょうか、それとも交通・建築関係限定ということでしょうか。
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幅員は「往来する物や往来する場所の幅」、つまり「人や船や車」の幅や「人や船や車」が通る場所の幅を指す言葉です。 ある意味「交通・建築関係限定」ではありますね。 でも人の幅に「幅員」を使う例は見当たりません。きっと「人の幅を表現する機会」自体がほとんどないからでしょう。(ご自分の横幅がどのくらいか、ご存知ですか?知らないですよね(笑))
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- char2nd
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#1&4です。道路の設計に携わっていた経験から、ちょっとしたトリビアを。 歩道の場合も「幅員」という言葉は使います。単純に道路設計からの流れ、といわれればそうかも知れませんが。 ちなみに、歩道の幅員の決め方はちゃんと基準があります(道路構造令 第10条、第11条)が、その考え方の基本になっているのは「車椅子」です。1台あたり1mとし、2台以上が通れるように設定しています(改正後の話ですが)。つまり最低が2mですね。 >「幅員」の用法は: (1)一般に通路(道路、橋、航路、廊下など)の幅 ※河川の幅員という場合は、水の通路だと考えます。 (2)通路を通過するときに問題となる物体の幅(船、自動車など) 基本的には合っているかと思います。ただ、河川に関しては法令等では「幅員」という用語は使っていないようです。 あえて使うとすれば、「河道」(通常水が流れている部分)に対してでしょう。「川幅」というと両岸の堤防の間隔を指します。
お礼
ご回答ありがとうございます。歩道は通路の一種ですからOKですね。ただし、「車椅子の幅員」と言っていいかどうか?また、「自転車道の幅員」はあるが、「自転車の幅員」とは言わないようです。 河川の幅員は、河川法29条、自然環境保全法施行規則29条1項にあります。
- sqwe-ir
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スパンとは、人間が中央に立った状態で左右の幅を指します。(英語のスパンとは違います) スパンの使い方は、海軍の呼び方から来ています。 恐らく、造船のそのまま流用なのでしょう。 そのまんまスパン=幅員となったようです。 人間が立てる。立てないが使用基準だと思います。 (電気自動車も、人間が乗っての幅) 員は、両手広げて1ヒロで何人なんじゃないかい??^^;
お礼
ご回答ありがとうございます。 海軍、造船の用語ですか。「員」が人が腕を広げた幅というのははじめて聞きました。(「員」はもともと丸いという意味で、「まわり」という意味から幅の意味に使われるようになったと思っていました。)
- DexMachina
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素人考えであることを予めお断りした上で・・・ 元々の「幅員」には「はば」の意味しかなかったにも拘わらず、「員」の意味に引きずられることで用途が限定されて現在に至っている、という可能性があると思います。 つまり、「人の数」という意味によって、「人が乗ったり通ったりするものの幅」というように解釈されるようになった、と。 (そう考えれば、「テレビの画面」や「冷蔵庫」には普通人は入りませんし、「人体」については「たとえ他人の2倍以上あっても一人は一人」なので、「幅員」は使わない、という理解ができます) 言葉は「多くの人が使うもの」なので、元の意味から外れていくことはよくあることですよね。 (といいながら、とっさに例を出せないのが哀しいところですが) それを考えると、あながちあり得ないことでもないのではないかなと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 言葉の用途が時代とともに限定されていくというのもあるかもしれません。
- char2nd
- ベストアンサー率34% (2685/7757)
#1です。 「幅」:はば、物の横の長さ、面積 「員」:まわり、めぐり →「幅員(隕)」:はばとまわり。面積。広さ。 このことから、建造物や通路、乗り物などのはばのことを指すようになったのだと思います。とくに「広さ」を表すのがポイントでしょう。 >電化製品でも「電気自動車」なら使えそうですし 「電気自動車」を電化製品といっていいかどうか・・・ 実際に開発しているのは自動車メーカーですから、あくまでも自動車でしょう。 >「河川・航路」は建造物ではありません 物を運ぶための運河・水路の類と考えれば不自然ではないと思います。 いまでこそあまり使いませんが、明治の頃までは割と運河を利用した輸送は行われていました。自動車が発達するまでの大量輸送手段は、舟(又は船)が一般的でした。 自然の河川も運河として積極的に利用されていましたからね(そのために流れを変えたりしたところもありますから)。
お礼
ご回答ありがとうございます。すると、「幅員」とはおもに海運・水運関係で使われていた言葉でしょうか。
補足
皆様ご回答ありがとうございます。 そろそろ結論を出したいと思います。No.3様のご意見を採用し、次のように考えたいと思います。いかがでしょうか。 「幅員」の用法は: (1)一般に通路(道路、橋、航路、廊下など)の幅 ※河川の幅員という場合は、水の通路だと考えます。 (2)通路を通過するときに問題となる物体の幅(船、自動車など) 建物自体に「幅員」を使う例もあるようですが、かなり稀のようです。
- elbert
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goo辞書より
お礼
ご回答ありがとうございます。質問文に書いたとおり、道路と橋と船に使うことは知っています。
- char2nd
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建造物などの幅のことです。 従って、電化製品や人体などには使いません。
お礼
ご回答ありがとうございます。ただ、電化製品でも「電気自動車」なら使えそうですし、「河川・航路」は建造物ではありません。
お礼
ご回答ありがとうございます。往来する物と場所というのがポイントですか。そうすると、道路の幅は自動車の幅を考えて設計するが、歩道の幅は「ここを通る人の幅の最大は?」なんて考えないので人体の幅員というものを考えないのかとも思いました。