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支持率向上のからくり

今になってナゼ小泉さんの支持率がグングン上がっているのでしょうか?今回の件があまりにも大きかった為、 国民それぞれが関心を持ち、勉強し、初めて郵政賛成の人が増えてきたからなんでしょうか??

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.6

 今回の選挙の第一の争点として挙げられる「郵便局民営化問題」ですが、これは事前のアンケートなどを見られれば分かります通り、年金改革や雇用対策などと比べると一般の国民の関心は非常に低いものでしか有りません。  その一方で、小泉氏は他の政治的な諸問題についてはあえて言葉を少なくし、常に「郵政民営化はこの国にとって重要な改革で有る」とだけ連呼しています。  郵便局が民営化される…。その事を死活問題ととらえて本気で考えているのは、恐らく他に頼るべき金融機関の無い過疎地の方々と、この国の財政が不安定化する事を憂える一部の人だけなのでしょう。  逆に郵便局に特別な愛着も無く、周りに幾らでも銀行が有る地域に住まわれている方にとっては、これは別にどう転んでも大した事にはならない問題と捉えられているのではないかと思います。  そうしたタイプの方々が、元々カリスマ性も有り、信念に基づいて解散までも行い、そして必死で「改革をつぶすな!」と声高に叫ぶ小泉氏の姿を目の当たりにした時に…果たして彼の事をどう判断するだろうか?についてはほとんど自明の理なのではないかと思います。  アメリカの政界では、時折「小さい事は良い事だ」と言う言葉が聞かれるそうです。誰の関心も引かない様な、或いはどう転んでも大した事にはならなそうなタイプの問題の方が、むしろ賛成なり反対なりにその場の空気を持って行きやすい…と言う意味なのだそうです。  現在の小泉内閣の支持率上昇については、或いはこの原理が働いているからなのではなのではないかと考えられると思います。  元々小泉氏は、中央省庁の内でもとりわけ力をもつ財務系や外務系などの高級官僚には頭が上がらない事で知られていた人物です。  また郵便局を民営化する事になぜこれほど拘るのか?についても、彼自身が銀行族の族議員の一人で在るからともされています。  更に一部では、彼の目的は最終的に外資企業が進出し易く、収益を上げ易い構造に日本の金融界を改造する事が目的なのではないか?などと疑問視もされてもいるようです。  しかしこれら彼個人に対する冷静な評価については、現在のところ良くも悪くも意外なほど世間では知られていません。  ですので、もし纏めるならば、 1)内容以前に、まず「郵便局民営化 = 改革!」とイメージしてもらう戦略が成功。 2)郵便局民営化以外の論点が切り捨てられている。 3)彼個人の資質や力量に対する不安材料が広く知られていない。   これらの事が有るが為に、彼こそが「改革!」を行える唯一の政治化なのだろう…との印象を持たれていらっしゃる方々が多いのではないか?と個人的には考えています。

その他の回答 (10)

  • kobakoba3
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回答No.11

いろいろ回答されてますが、もっと単純なことじゃないかと。 「言ったことを実行したから」これに尽きるかと。  ただの泥棒は非難されますが、盗難予告を出して警察が厳しく警戒する中盗み出せば庶民は拍手喝采します。(ルパン3世やキャッツ・アイみたいなもん)  たとえそれが悪いことでも、無理と思われたことを「有言」で「実行」したことで、一時的に「すごいね!よくやるよ、まったく」という程度の支持でしかないと思います。  国民が冷静になれば、むしろ現在の支持率上昇はあぶくのように消えるでしょう

  • maeken
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回答No.10

#5さんの内容に若干補足します。そもそも小泉は旧大蔵族、竹中は銀行族の手下だと言われていますので、利権が移ると言うのはあながち間違いなではありません。民営化すれば彼らの懐にはいることは間違いありません。

  • 1961aug
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回答No.9

No.6の方が回答されていますが、「小さいことはよいこと」を巧みに使った小泉マジックだと思います。 私の周囲でも、郵政民営化賛成=小泉支持が急に多くなった風ですが、聞いてみると、郵政が2兆円以上の黒字であることも、郵政職員の給与が税金でなく、事業収入でまかなわれていることも何も知りません。 もちろん、「民営化になったらどうなる?」ということに関心もなく、「よくわからないけど賛成」「よくわからないけど調べてもない」というのが実態のようです。 郵政公社のホームページでは、公社の貸借対照表も損益計算書も公開されていますが、それすら見に行っていない人がほとんどではないでしょうか。 「国民が関心を持ち、勉強して・・・」という逆で、 「国民は勉強しない、操るのは簡単!」ということのように思います。 こういう「自信」が、たっぷりのあふれている所に、本当は国民がなめられているにも関わらずに、「かっこよさそう」と支持してしまう・・・  政治というか、社会や暮らしへの関心の低さが、現在の小泉人気の源泉のように思います。

  • mn214
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回答No.8

小泉氏が自民党総裁に選ばれた時から、 ・自民党をぶっ壊す ・構造改革 ・郵政民営化 という公約を掲げていました。 決して充分な成果が表れているとは思えませんが、 ・今回の造反議員を切ったことで以前の自民党は確かにぶっ壊れた ・最近になって道路工事に絡んで談合を摘発する等少しずつ表れている ・郵政民営化の為に衆議院を解散した 以上のように公約に向けて少しずつ歩んでいるのが感じられます。 小泉氏の行っていることが一般大衆には解りやすいのだと思います。 これまででしたら衆議院を解散せず、郵政民営化の件も含めて全てが密室で、ウヤムヤの内に消えていたことをはっきりと前面に出して国民の審判を問うという姿勢が感じられ、これが支持されるのではないでしょうか。 どういう結果になるかはともかくも、選挙や政治にこれほど関心が高まっていること自体は良いことだと思います。

  • bigskull
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回答No.7

「経済は良くなった」という錯覚があることが、大きく影響しているのではないでしょうか? 実際に経済が良くなっているわけでもないのですが、政府が50兆円もの長期の円安介入を行っており、そのことによって、貿易収支が増大(直近は減少)し、株価も上がっています。 景気に対する不安感が薄らいでいることが、背景として大きく影響していると思います。 しかし根本的なことは何も変わっていないので、円安で内需縮小もありますし、反対にどんどん円高圧力も強くなっていきますから、この状況はそう長くは持たないと思います。 看板の架け替えなんて小手先のことやってないで、もっと根本的な経済対策をやって欲しいです

  • moon88
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回答No.5

質問者の方が何をもって支持率上昇とお考えでしょうか。恐らく、新聞、テレビの「世論調査」というものだとお察しいたします。私はそのような数字は一切信用しません。なぜなら、約一億二千万の国民の意見の集約が、わずか数百人のサンプルに集約などできるはずがないと考えます。それはいわば、「調査」ではなく「操作」であります。 ついでに申し上げれば、「郵政の民営化」についていえば、今、わが国で現在の郵便局がいらないという方は何人いるのでしょうか。現在の郵便局が不満なら、手紙は出しませんか?年賀状は出しませんか?簡保や郵貯は利用しませんか? 郵便局も大きな組織ですから、不祥事はあります。態度の悪い職員もいます。しかし、それでも、人様の預金の出し入れに図々しくも手数料を取り、利子もつけず、おまけに預金を引き出すときに素直に解約に応じない銀行、保険金を出し渋る損保・生保、サービスが悪い宅配業者に比べれば、私はいくらか郵便局の方がいいと感じています。 「改革」などと耳障りのよい言葉が出る時は、政治の世界ではただ単に利権が移るというだけの話です。 さらについでに申し上げれば、今回の解散は法的に問題が大いにあります。本来なら、マスコミはそこのところをよく検証して、国民に対してこんなことでいいのだろうかという問いかけが欲しいところです。 マスコミにボロクソにこき下ろされた森前総理でさえ、最後はサジを投げた人が支持されるというのは奇妙です。森も小泉も同じ穴のムジナです。違いは小泉がマスコミ向けの演出が少々うまいというだけのことです。 われわれ国民は騙されてはいけません。騙されて、結局泣きを見るのはわれわれです。

  • bandgap
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回答No.4

まず,(郵政に限らず)民営化は良いことか? というアンケートをするならば,郵政民営化は良いことだ,と考える有権者が過半数を超えるでしょう. その前提のもとで,郵政民営化を推進しているのは与党ですから,与党の支持率が上昇しているのだと考えられます. そこで野党としては,郵政民営化は悪い結果になる,と主張する戦略や,郵政民営化よりも重要な政策について与党は 4 年間成果を挙げていない,と主張する戦略を取っているようです. 最終的にどちらを選ぶかは,有権者の判断によるのだと思います.

  • aozola
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回答No.3

そうですね、支持率が高いから、支持があるわけでもないのですよね、例えば最初の頃、支持率は高かったですが、投票率はかなり低かったですし、むかしアンケートほど信用できないものはない、と言った方がいたような気がしますが、そういう意味では、支持率ほど信用できないものもないのかもしれないと思います、支持と言うよりは、認知度が上がったくらいに考えた方がいいような気がします。

回答No.2

・郵政民営化が分かってきた ・本当に自民党を変えてくれた(政治の閉塞感の打破) ・小泉さんの進退をかけた真剣さが伝わってきた などではないでしょうか。 それぞれに世論調査などのデータが実証しています。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050819-00000000-san-soci また、自民党は今回で、だいぶ若返りしているようですね。まさに結果として変わっているようです。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050822-00000000-san-pol

  • ipa222
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回答No.1

冷静に考えてみれば、他に改革をやる人間がいないと言うことに気づいたのでしょう。