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吸熱反応と発熱反応
loveoboの回答
- loveobo
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No.4はvikkyiさんをかえって混乱させてしまったかもしれませんね。 結論だけ見れば、No.3 red_snakeさん、No.5 rei00さんと逆のことを 書いてますから。No.4が誤りだったら恥の上塗りですが、みっつに 分けて整理してみようと思います。 (1) rei00さんの解説前半にあるように、熱化学方程式を書くとき、 熱量の項を左辺(原系)に書くか、右辺(生成系)に書くかで +/- の 符号は逆転します。数学の方程式と同じですね。 原料 → 生成物 + ○○ kJ/mol(原料から生成物と○○kJ/molの熱ができる) のような発熱反応の記述は 原料 - ○○ kJ/mol → 生成物(生成物は原料よりも○○kJ/molだけ安定) と書いても、言っていること(熱収支)は同じです。 (2) No.4に書いたように、反応熱は「系」が持っているエネルギーの収支 で定義され、発熱反応の反応熱はマイナスの値になります。(私の理解) ただ、(実は慌てて調べなおしたのですが)慣用的に「発熱反応の反応熱を プラスで表記」することもあるようです。従って、単に「この反応の反応熱は ○○kJ/mol」とだけ出てくると疑義が生じますが、注目している反応における 熱の出入を考えれば、熱化学方程式における +/- の混乱は解消するでしょう。 (3) 中和熱は中和反応における反応熱、つまり反応熱の一種にすぎません。 一方、生成熱は「ある物質に固有の値」という性格で、「その物質を元素から作る 反応における反応熱」として定義されます。(厳密にはもう少し複雑な定義ですが) H2(気体) + 1/2 O2(気体) → H2O(液体)+ ○○kJ/mol という反応(発熱反応です)における「- ○○kJ/mol 」が水の生成熱です。 #rei00さんの「吸熱反応の生成熱はマイナス」は「吸熱反応の生成系(右辺) に記述する熱はマイナス」という意図と存じますが、生成熱の定義から外れる のではないでしょうか?
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