ジーコ監督解任デモはなぜ一次予選でも起きた？

質問

ジーコ監督は日本をどうにかW杯へ導きましたが、解任騒動も絶えませんでした。
2005年3月末の解任のうわさは負ければバーレーン戦で敗れればW杯進出が危うくなるためでしたが、2004年3月末にも解任デモは起きてしまいました。それも、シンガポール戦に勝ったにもかかわらずです。
噂だとシンガポールとの対決で苦戦したのが理由とされていますが、バーレーン戦は2度とも勝ったとはいえども1-0で、ホームでの北朝鮮戦もスコアは解任デモの発端となったシンガポール戦と同じ2-1でしかもロスタイムでようやくつかんだ勝利だけに、04年3月の解任デモは納得がいきません。しかも、同年2月のオマーン戦後も辛勝を理由にデモを起こしたそうです。
一次予選での解任デモは、負けたのならともかく、苦戦したとはいえなぜ勝ったにもかかわらずおきてしまったのでしょうか？苦戦した試合は最終予選でもあったのに…

回答No.2

aki02aki · ベストアンサー

当時の選手選考（国内＜海外、サブ＜レギュラー）が
あまりにも偏っていると見られたからです。
たしかにジーコの監督としての資質がおおきく疑われた時期でした。

まず伏線として、前年１２月の東アジア選手権で国内サブ組が結果を出せず
「キャバクラ騒動」で８人が一時代表除外された件がありました。
海外組ばかり使うため、チーム内に不和が生じているのではと噂されます。

そして１次予選初戦のオマーン戦。
事前のテストマッチは国内組が頑張ったのに、本番では海外組５人を先発起用。
なかにはインフルエンザで体調の悪い選手も含まれていました。

次のシンガポール戦は熱帯のアウェー戦なので、早めに現地入りして慣れるのが
有効ですが、ジーコは「サウナに入れば大丈夫」といって直前まで国内合宿を張ります。
そして本番ではまたもや合流したばかりの海外組が６人先発。
真冬の欧州から戻ってきたばかりの彼らは、当然試合後半ヘロヘロにばてました。

この結果、２度もコンディションを無視した選手を使ったジーコは
ただのビッグネーム偏重者ではないか？こんな偏った姿勢ではアジアを勝ち抜くのも
あやういのでは？という疑問からサポーターの解任要求デモが起こりました。

が、その後アジアカップ苦難の優勝でチームに一体感が生まれました。
ジーコも「海外ブランド」に頼らない采配をとるようになり、
サポーターもそれを信任して解任を問わないようになりました。

お礼

選手起用法ですか…こうした事情があっては、勝っても解任デモが起きるのも仕方ないですね。ありがとうございました。

回答No.3

haru-san

はっきり言えば、将来が見えない戦いをしたからです。海外組を偏重し、戦術もなく、チームのリスクマネージメントもなく、ただ選手を並べただけで勝ちにこだわった。結果、W杯アジア一次予選でも、アジアカップでも、W杯アジア最終予選でも得点を取る明確なビジョンを提示することができませんでした。結果を出していても将来につながらないと思われれば、監督が解任されるのは海外では普通のことです。まして、ジーコのサッカーは常に後ろ向きにボールを回す消極的なサッカーで得点のにおいを感じさせないものでしたからなおさらでしょう。選手起用の下手さも際立っていましたし。ただ、苦戦しながらもアジアカップで優勝したために何もいえなくなってしまったのが現状でしょう。実際はアジアカップを花道に監督更迭があってよかったと思いますが。
個人的なことをいえば、今でもジーコは解任すべきだと思っています。以前、リトバルスキー氏は日本のサッカーのことをパチンコと同じだと評したことがあります。ドイツ人とパチンコは妙な取り合わせですが、意味はいろんな釘（選手）にあたってボールは動くけれども釘（選手）は動かず、最後ははずれるということです。作家の故野沢尚さんは著書「龍時」のなかで日本のサッカーはピンボールサッカーだと表現しています。つまり、日本代表は前線の運動量が極端に少なく、ボールを奪っても出すスペースを作ろうとしない。だから、後ろに下げるしかないと。ギリシャ戦では前線の選手が積極的に動き回り、チャンスを数多く作りました。このいい傾向が続くとは思えないのがジーコという監督です。ランニングサッカーを見せてくれた千葉のオシム監督なら、負けても納得するチーム作りをしてくれると思いますが。

お礼

ありがとうございました。
将来への不安感があったのですね。海外では普通だというのは初耳でしたが…

回答No.1

edf

http://www.geocities.co.jp/PowderRoom/6399/
http://www.nippondaihyou.com/

上記、ジーコ解任を呼びかけているサイトのアドレスです。

お礼

ありがとうございました。
相手が相手だけに、大勝を期待していたようですね。