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塩素酸の酸としての強さ
過塩素酸>塩素酸>亜塩素酸>次亜塩素酸 なぜこの順に酸として強いのでしょうか? この順に塩素の酸化数が大きいというのは分かるのですが。 化学は大学で専攻しています。 よろしくお願いいたします。
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塩素の酸素酸の4種をあげられていますが、これらは酸素の数が多くなるほど酸として強くなります。これらの酸性度の順序が、示されたようになるのは、相当するアニオンの構造を書いてみれば分かりやすいです。電子点式で書いてみてください。 ・・ ・・ - ・・ ・・ ・・ - :Cl:O: < :O:Cl:O: < ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ 次亜塩素酸 亜塩素酸 (残りの二つは、ここでは、ずれてしまい書けませんので同様にして書いてください) 過塩素酸イオンでは,等電子構造をもった4個の酸素原子に負電荷が分散することができる。この効果は,酸素原子の電気陰性度の効果よりもはるかに大きいものと考えられています。 有機化合物にもこれと同じような例があります。 結論⇒共役塩基の大きな酸は、酸性度が大きい。 こんなところでいかがでしょう。
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- パんだ パンだ(@Josquin)
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回答No.1
電気陰性度の小さい酸素が沢山くっつくと、電子が酸素の方に引っ張られます。その結果、Hと結合しているOの電子密度が減少し(他のOと比べると+を帯び)、HがH+として離れやすくなります。