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フェーン現象について教えてください

IACの回答

  • IAC
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回答No.3

非常に良い着眼点だと思います。 良くあるフェーン現象の説明では,山を下るのは乾いた空気で…,と単純化して書かれていますが,実際には,山を昇って降りる気流が水分をどの程度除去できるか,その効率によって温度上昇効果や山から下る気流がどの程度水分を含み,また雲を残すかが決まると考えられます。 せっかく上昇過程で雲ができ,凝縮熱により空気の温度が相対的に高まっても,その雲が下降気流と共にそのまま運ばれてしまったら,雲は上昇側で形成され始める高度と同じ高じ高度まで残りますし,水滴が水蒸気に再び戻る気化熱のために空気が再び同量冷やされため,フェーン現象は生じません。 このように考えると,フェーン現象が生じるのは,気流が上昇する過程で生じた雲などの水分が効果的に除去される仕組みが介在する必要のあることが分かります。 その仕組みとしては,雨,雪,木々や山肌への結露,水滴の自重による沈降(上昇気流が全ての水滴(雲)を運べるものではない)などがあります。 このような仕組みが効果的に生じるためには,山の形,風向き,気流の温度・湿度・流速など,いろいろな要素に対し,好条件がそろう必要があるのだと思います。 (そうでないと,毎日,フェーン現象が生じてしまいますものね。。) それでも,山肌を降りてくる下降気流側にも多少とも雲が残るでしょうね。

youichi0131
質問者

お礼

ありがとうございます。 こう考えていました。『魔法のコップの中に水を入れて山を登る。登るに連れてコップの大きさがどんどん小さくなってやがては中の水がこぼれる。それが雲。登るたびにコップはさらに小さくなるから山頂まではこぼれ続ける。そして山頂でもっとも小さくなったコップは下るに連れてどんどん大きくなるからもうそれ以上はこぼれないはず。つまり、雲は消えるはず』 ですが実際にはその例でいうと、山頂ではコップから水が盛り上がったような状態になりそれが完全におさまるコップの大きさに戻るまでは水はこぼれ続ける。つまり、雲は消えないということでしょうか。それとも例えが根本的におかしいですか。

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