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アボイドノートについての疑問

恐らく私の大きな勘違いのような気がするのですが、アボイドノートの説明をするとき音楽理論の説明には「コードの音でもテンションの音でもない音」とされています。例えばCメジャーでいうと「ファ」とされていますが、「ファ」は11thでテンションの音ではないのですか?

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  • real_tube
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回答No.2

 簡単な例で説明すると、Cメジャースケール上で、トニックの音であるCをルート音として和音(コード)を作ることを考えた場合、11thであるFは、maj7thであるBとトライトーン(3全音)を形成し、不協和となるためにFはテンションノートとして使えないことになります。  このようなことによって、メジャースケール上では4th(=11th)の音がアボイドノートとなっているわけです。  一方、Cナチュラルマイナースケール上で同様なことを考えれば、Bは無く、7thであるB♭となっておりますので、Fとトライトーンを形成しませんから、11thは使用することができる、すなわちアボイドノートとはならないということです。  このような意味では、Cメジャーにおいては、トライトーンとならない♯11thならば使用でき、アボイドノートにならないわけです。(⇒スケール的には、リディアンスケールの形になりますが)  確かに、和音(コード)におけるテンションノート(ナチュラルテンションおよびオルタードテンション)とは、一般的には♭9th、9th、♯9th、11th、♯11th、♭13th、13thの7つがあるわけですが、これらが全て和音(コード)の構成音として常に使えるわけではなく、そのコードの種類によって、使えるものと使えないものが出てくるということが注意すべき点です。  そのようなことで、御質問の文中で書かれている「コードの音でもテンションの音でもない音」というのは、”そのコードで使える範囲のテンションノートではない”というような意味で考えるとわかりやすいかと思います。

1108papa
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 「そのコードで使える範囲のテンションノートではない」このように解説されていたら理解できたのに「コードの音でもテンションの音でもない音」というのは簡単過ぎる説明ですね。 参考になりました。

その他の回答 (1)

  • altosax
  • ベストアンサー率56% (473/830)
回答No.1

こんにちわ。 わたしも考え出すと夜眠れなくなりそうです... ダイアトニック的に、ど、み、そ、し、れ、ふぁ、ら、と重なった和音のうち、9thのし、から上が邪魔者扱いというか、いわゆる古典的にいう不協和音ですよね。7thも大昔のクラシックでは不協和音とされて嫌がられていたそうですよね。 この大昔嫌われていた範囲の音が、西欧音楽でもあたらしいドビュッシーたちによって使われるようになって、ジャズになってからは、どんどん積極的に、なくてはならない音になってきましたよね。 わたしの経験的な「思い」としては、アボイドノートとして避けなければ「ならない!」という強制的な観念にとりつかれたら、とてもその場の瞬間にひらめくアドリブは誰も出来なくなりそうな気がしています。 渡辺貞夫さんがバークリ-留学から帰ってきて、当時留学なんかとても出来なかった仲間たちやジャズを勉強したい若者のために書いて下さった「ジャズスタディ」によると、アボイドノートは「長く延ばされた時に」和声機能を損なってしまう音、という書き方になっていました。 では、ふぁの音がテンションの11thではないか、ということですが、これは私もよく悩んだ物です。 ピアノが無くてもいいんですが、ナチュラルのふぁ、よりも、シャープしたふぁ、のほうがかっこいいと思いませんか? いわゆる教科書的な答えでは、11thはナチュラルのふぁ、では不正解で、シャープのふぁが11thなんですね。 だからふぁの音がアボイドと言われている訳だと思いますよ。 ところがところが、セロニアスモンクなんか平気でナチュラルのふぁをおもいっきりフォルテでばしーん、と叩いたりしてましたので、これでは一体なにが正解なんだあ?と思いますよね。 ジャズの「座学」としては「教科書通り」で答えないと筆記試験不合格で卒業させてもらえない訳ですが、「実技」では、結局なんでもあり、なんじゃないかなあ、と「体験的」に思っています。 目にも止まらぬ超絶アドリブしながら、こんなこと考えてる、って思えませんものね(^^)

1108papa
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 仰る通り、理論は理論で、実技では体験的に捉えた方が良さそうですね。参考になりました。

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