地域通貨の利点と欠点

質問

今日のグローバル社会にあって、なぜ地域通貨が注目されているのかが分かりません。そこまで注目される地域通貨の利点って何でしょうか？また、その地域通貨にもやっぱり欠点ってあるんですよね？それもなんなのか詳しく教えてください。
あと、地域通貨をより効率的に流通させるには、どうしたら良いのでしょうか？

回答No.2

00keiji00 · ベストアンサー

EUROは国際通貨ではなく地域通貨だ。という学者も多々いますね。

地域通貨の利点は
１．為替変動リスクの軽減
２．金利の低下
３．貨幣発行利益
４．外為準備の節約
などですね。
欠点は
１．地域通貨採用域内におけるインフレ格差
２．経済調節手段の放棄
(３．競争による自国経済の停滞)
ですかね。

利点は、なんと言っても為替コストです。域外取引での為替レートの安定やコストの低下、域内では為替リスクがなくなります。
欠点は、景気の調節手段の放棄がでかいです。いくら自国経済が不況でも域内全体が好況なら通貨は買われますから。euroではドイツが苦しめられましたね。
同様に域内でのインフレ格差も問題になります。

地域通貨と国際通貨は別物です。地域通貨を流通させることは簡単というより、EUROを見れば明らかです。通貨がeuroのみになるので必然的に流通します。
その通貨が第3者間で使われるようになって初めて国際通貨と言えるのです。
国際通貨とするには、通貨の安定が最重要です。そのためには域内経済の安定成長が不可欠です。経済が安定しないのに通貨が安定する筈もありません。
次に、取引量。域内同士での貿易が活発であっても域外がさっぱりでは意味がありません。対外取引において使用される必要があります。またそれら貿易で得た通貨を第3国が第3国間貿易で使えなければ魅力は無いです。最近は中東諸国の石油取引なんかは徐々にeuro建て取引が増えています。もっとも、今はeuroの信任よりもドルの不信任という形なんですけどね・・。
取引で使われる為には、様々な投資環境を整えて行くしかないと思います。
最後は漠然とした回答になりましたが・・。

補足

利点と欠点のところをもう少し詳しく教えていただけないでしょうか？

回答No.4

noname#15943

地域通貨とよばれていてもボランティアごっこの切符程度のものはここでは無視します。

地域通貨は法定通貨とちがって通貨そのものは商品にはなりません。法定通貨の世界では、通貨を持っている量が多いほど優位に立てますが、地域通貨は使わなければ紙切れ、記号です。これが弱者にとっては利点であり強者にとっては欠点でしょう。

法定通貨を簡単に獲得できない弱者は、弱者同士の交換の時、なにを使えばいいでしょうか。貴重な法定通貨はそれでしか買えないもののためにとっておいて、地域通貨を使えばいいんです。そういう性質のちがう通貨がそれぞれの利点や欠点をおぎないあうのが理想です。

回答No.3

aton

#1の方と#2の方で，「地域通貨」の定義が違っているようなのですが（#1:法定通貨vs地域通貨, #2:国際通貨vs地域通貨），sandman0611さんはどちらの意味で質問されているのでしょうか？

以下#1の方の解釈を採用して私の答を。

経済学的な視点からは，#1の方の回答や参考URL示されているような理由かと思いますが，最近の注目の理由は，Internetとの親和性もあるのではないかと考えています。

かつてネットでの（特に小額の）金銭のやりとりの方法としてさまざまな電子マネーが提案されましたが，どれもあまり普及しませんでした。これは法定通貨を扱おうとすると現在のInternet環境ではセキュリティを担保するために，端末側にもインフラ側にも追加的な設備/投資が必要だったことが理由の一つと考えられます。

地域通貨は法定通貨ほど厳重なセキュリティを要求されないことが多く，方法によっては追加設備無しの実現も可能です。特に端末側の追加設備が不要な点は，普及を容易にする上での大きなポイントになると思います。

この点と，昨今のネット上のコミュニティの隆盛とが相まって，現在の地域通貨＝コミュニティ通貨への注目の高まりの要因の一つになっているのではないかというのが，私の考えです。

補足要求＆ 回答ですが，分類は回答にしておきます。

補足

#1:法定通貨vs地域通貨のつもりで書きました。あと少しで分かりそうなんですが…。

回答No.1

imoneko

最大の目的でありメリットは地域通貨の使用による特定地域の経済の向上です。
例えば一部の地方限定の紙幣を発行すれば、それを手に入れた人はその地方で買い物しますよね？
それによって金額の循環を良くして経済を活性化させる事が可能です。
詳しくは↓のHPへ…

参考URL：

http://www3.plala.or.jp/mig/whats-jp.html