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接着の科学

木とガラスあるいは金属などを接着するのに 接着剤を使いますが 接着剤ってどのような科学現象に基づいているのかなあ??と思って 夜も眠れないほどではないけど 気になります.糊からハンダまで幅広く考えた時に、統一的な説明なんて可能なのでしょうか?ハンダと接着剤というのは言葉が不適当なのかもしれませんが.

質問者が選んだベストアンサー

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  • First_Noel
  • ベストアンサー率31% (508/1597)
回答No.4

いろいろあります. ・水や有機溶媒などの媒質に固体の微粒子をとかしておき,  媒質が蒸発することによって固まるもの.木工用ボンドなど. ・2種類の溶剤を混ぜて化学反応させることで固めるもの.エポキシ樹脂など. ・紫外線があたると分子構造が変化して固まるもの. ・加熱すると固まるもの.熱硬化性樹脂の熱硬化による. ・加熱してから冷却すると固まるもの.熱可塑性樹脂の熱可塑性による. 最初のひとつ以外は,高分子のガラス転移と言う性質を利用しています. ガラスは2つの形態があって,鎖状の高分子がどろんどろんと流動できる状態と, 高分子同士が絡み合ってガチガチに拘束し合う状態です. 例えば熱可塑性樹脂だと,温度を上げてどろんどろんにした状態でくっつけておいて, 温度を下げてガチガチにすることで接着剤として機能します. ハンダは,金属が固まってがっちり原子が拘束し合う構造に, 対象物を巻き込んでしまうことで固めます. 統一的な説明としては, 「接着剤として機能する物質を,自由度のある状態から,拘束し合う状態へ遷移させる」 と言いましょうか.

Honda0314
質問者

お礼

丁寧な説明でイメージがはっきりしました ありがとうございました

その他の回答 (5)

回答No.6

餅は餅屋でしょうか。接着剤メーカーのHPに、簡単ですが図入りで解説がありました。 http://www.cemedine.co.jp/word/top.html

  • SCNK
  • ベストアンサー率18% (514/2762)
回答No.5

物同士は本来くっ付く性質があります。精密に研磨された金属板をあわせるとくっ付いてしまいます。 ただ通常は、微細な凹凸があるのでくっ付きません。そこに液体の接着剤を加えると凹凸がなくなりますので、分子同士がくっ付きます。 ただ液体のままでは、離れてしまいますが、固体となることで固定されます。

  • dora1
  • ベストアンサー率50% (263/518)
回答No.3

『接着とはどういうことか』岩波新書 『接着の科学』ブルーバックス これらは、ご質問にぴったりの本だと思います。接着という現象がちゃんと分子的なレベルで説明できる現象であることがわかり(当たり前なんでしょうが)、びっくりした覚えがあります。いろいろな種類の接着剤の働き方の違いなども、わかりやすく説明してあります。

Honda0314
質問者

お礼

お礼が遅くなってすみません。 早速購入して読んでいます。 すごい参考になりました。 ありがとうございました。

  • hana-hana3
  • ベストアンサー率31% (4940/15541)
回答No.2

接着の科学なんですが、いくつもの複合作用の結果であり、今のところ接着の原理は完全に解明されているわけでは無いそうです。

参考URL:
http://www.maruya-t.co.jp/topics/secchakuzai-1.htm
  • ume70
  • ベストアンサー率27% (30/109)
回答No.1

界面科学かな?分子間力とか。

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