- 締切済み
「江戸幕府」に詳しい方~
今、小論文を作成中です。 担当するのは、日本歴史の戦国末期からの「江戸幕府」の部分です。 経済、軍事、文化そして生活事情四つの分野を分けて述べるつもりで、いかがでしょうか。 その歴史に関連するサイトや本などをご紹介してもらえませんか?金曜日前期発表(研究方法と方向を決める)するつもりですから、明日まで終わりたいと思います。 「幕府」と言えばどんなイメージでしょうか?それだけでもよろしいです 、お一言、聞かせてください。 どうも~
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
私の専門は「近世経済史」で、江戸時代後期の経済活動や各藩の経済の動向を研究するゼミに入ってました。 ご承知のように江戸も5代綱吉の頃になると封建社会の矛盾により赤字に転じ、日光の遺金にまで手をつけるようになります。 赤字の原因は武家のしきたりその物にも一因があり、平時でも武家諸法度により一定の人員(中間・下男なども含め)を雇わなくてはならず、また冠婚葬祭も格式により省く事が出来ませんからギリギリ、これに幕府から工事のお手伝いなどの要請や天災があれば、完全な赤字で、破綻します。 上杉謙信で有名な米沢15万石も鷹山が養子に入る前は完全に破綻し、藩主も自主再建は諦め、15万石を返上し上杉家を解散したいと申し出たほどです。 幕府自身もお金が無くなり、8代吉宗など米の増収には成功した物の米価の下落で現金は無くなり、前代の貨幣改鋳を批判しつつもやらざる得ない矛盾を感じたり、終始金には苦労してます。(トータルで黒字にしたのはさすがですが) 強かなのが薩摩藩。 借金は天文学的になり、もう返せないと覚悟を決めると貸してくれた商人たちから「借金を返すので証文を照合したい」と、証文を預かってそれがなかった事にしてしまい、証拠が無いからといって分割払いを認めさせてしまうなど、どこかの悪徳商人顔負けの駆け引きをします。 こうした江戸時代を前期・中期・末期に分け、前期は幕藩体制もしっかりしてますが、中期になると米の経済から金融に移行し、末期では矛盾の拡大から財政が破綻します。 こうした大筋を踏まえながら、財政再建に成功した藩(米沢・薩摩)や幕府の金融政策(田沼・定信・水野などの政策の違い)をレポートされれば、自ずと下級武士の生活にも触れられると思います。 私自身は信州の真田の養蚕の専売を追ってみましたが、藩の経済を知る上では面白かったです。 参考までに。
研究テーマ・資料はご自分が興味のあることを自分で調べなければ、意味ないと思いますよ。 サイトは、「google」その他の検索サイトで、 本はウェブ・キャットなどで調べてみてください。