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ヒトクローン胚からES細胞へ
韓国・ソウル大などの研究チームが、ヒトクローン胚からES細胞を作るのに成功しました。これは、一方で思い通りの細胞を作って治療に使う再生医療の実現につながりますが、一方でクローン人間に結びつく恐れがあります。現段階に至ってこれらを作る成功率はまだ低いし、さらにそれらを再生医療に使える成功率は動物でも極めて低いとされています。日本では今年6月にヒトクローン胚作成容認が決定されましたが、これらの是非を巡る様々な意見があります。これらの開発は是か非なのか。 それと加えて、なぜクローン人間を作ってはならないのか。クローン牛などは現に実現されてるので、なぜ人間ではいけないのか。どうなんでしょう??
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質問を絞ります。 ・クローン生物を作るのは是か非なのか? クローンを作る用途としては、 1)レッドゾーン生物の保護 絶滅寸前の動植物をクローンで増やす。 →数ばかり増えても、似たような遺伝子では意味が無いし、増やすこと自体が環境破壊に繋がる可能性もある。 また「クローンで増やせるから」と保護自体に関心が薄れる恐れも。 2)有用生物の創造、生産 病気に強く収穫の多い作物、成長の早い食肉動物、有用物質を生み出す生物などを遺伝子操作で生み出し、クローンで大量生産。 →改造生命体が自然に与える影響が不明。 3)移植用臓器、実験動物など医療用途 自家細胞から生み出す予備パーツ、特殊な性質を持つ実験動物の量産など いずれも商業ベースではメリットの多い話です。 しかし、命の値段が下がり、モラル的にはデメリットは多いでしょう。 クローン人間も予備パーツ、実験体、無名兵士、危険作業、安価労働力などの用途が考えられます。 いずれも人格は一切無視され、単なるヒト型生物として扱うことになりますが、それがモラル的に許されるのか?ということです。 繰り返しますが、商業ベースではメリットは大きいです。 しかしモラル的にどうなのか?ということが論争の焦点になっているのです。
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- K-1
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>クローン人間も、人間ですから、やはり、感情はあるんですよね? これも問題の一つです。 先に上げた複製人間の用途では、感情は無用です。つーか、邪魔。 感情や人格は教育によって生まれるものなので、複製人間には教育を受けさせない、 あるいは脳手術などで感情を取り去ってしまうのが簡単です。 ヒトは人格を得て「人間」になりますが、上記のような無人格人型生物を「人間」と呼べるのか?ということもあるのです。 結局、複製生物を止めようとしてるのは感情的理由(宗教、哲学、モラリティなど)でしかありません。
お礼
なるほど☆そういうふうにすれば成り立ちますね。でも、これは感情論になってしまうんだろうけれど、モラルとして間違っていると思います。クローンん人間が、苦しい思いをするだけのために、残酷な仕打ちを受けるだけのために生まれてきたって、それは悲しすぎると思います。手塚治虫のマンガにクローンについて描いてある章があるのですが、あんなんがほんとにあったら、うちは世界がおかしくなると思います。クローン人間は作ってはいけないと思います。語ってしまってごめんなさい。めっちゃよくわかりました。ありがとうございました!!
お礼
ありがとうございました!!非常によくわかりました。一般の方なのにすごい知識ですね☆ほんとにありがとうございました!!
補足
クローン人間も、人間ですから、やはり、感情はあるんですよね?