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「死の棘」という言葉はどこから?
島尾敏雄の小説のタイトルに「死の棘」っていうのがありますが、これって何か昔からそういう慣用的な表現があったのでしょうか?それとも島尾さんのオリジナルなのですか? ふと、その言葉が気になって調べたんですけど、辞書にもないし、検索しても島尾さんばっかりで…。おまけに、その小説も読んだことがないので余計に分かりません。 もし何かに由来してるのでしたら、原典と意味を教えていただきたいのです。 本当にふとした疑問ですみません。
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新約聖書からの1節からきています。 「『死よ、なんぢの勝(かち)は何処にかある。死よ、なんぢの刺(はり)は何処にかある』死の刺は罪なり、罪の力は律法(おきて)なり。されど感謝すべきかな、神は我らの主イエス・キリストによりて勝を与へたまふ。然(さ)れば我が愛する兄弟よ、確(かた)くして搖(うご)くことなく、常に励みて主の事(わさ)を務めよ、汝等その労の、主にありて空しからぬを知ればなり」(コリント前書-第15章55-58) 訳によって「死の刺」「死の針」とあるそうです。読み応えのある内容でした。
お礼
新約聖書の言葉だったのですかー。 「死が針で我々を狙っていて、その針というのは「罪」のことであって、罪の力が律法で、だけど我々はイエス・キリストのおかげで死に勝つことができて……」、みたいな感じでしょうか。意味はよく分かりませんけど。 この島尾敏雄の小説でいう死の棘すなわち罪っていうのが、例の不倫ってことなんですよね? 由来が分かってすっきりしました。ありがとうございます。読み応えありとのこと、挑戦してみます。