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ヤング率の実験について
先日、ヤング率の実験をしていましてですね。試料棒(銅、軟鋼)に置いた金属かぎにおもりを一つずつ増やしていき、そのあと一つずつ減らしていき、一つ増やしたり減らしたりするごとにそのつど物差しでそのときの値を読みとっていくという内容のものだったのですが。おもりを増やしていくときと減らしていくときでは同じおもりをつるしているにもかかわらず、減らしていくときの方が物差しの読みがちょっとだけ高い値になるんですよ。それがなぜかどなたか教えていただけないでしょうか?
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- First_Noel
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#1です. 失礼しました,英語をローマ字読みにすると言う愚行を してしまったようです,この場を借りて訂正しますと共に, 私自身勉強になりましたので,感謝です(学生時代からヒステレシスと 呼んでいました.) 以下は余談なのですが,実験は「ヤング率を求める」ものか, 「材料の変形を見る(弾性限界を見極める)」ものかで, 実験の意味合いは異なります. 質問者さまの得た結果は,前者の場合, 「弾性域でも微小な永久歪みは生じる場合があり, ヤング率は線形近似を仮定しての材料定数である」 後者の場合, 「弾性域では錘と伸び量には線形近似が成立し, 測定範囲内で弾性限界を超えると, ヤング率を定数とすることの意味を成さなくなる」 と言うことが大きな結論になるかと思います. 実験をする場合には,その実験で何を導こうとしているか? 何故その方法を採用したか?何故その解析方法を採用したか? 等について逐一深い理解があれば,更に有益であると思います. 例えば,別の方の http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1044241 の御質問では,何故分母を揃える必要があるか? 何故分母を,測定データ内で取り得る最大の数にしたのか?と 言うことも考えなければなりません(実験精度に関係する.) 若年寄のクドクドでした.余談すみません.
- I-love-manabee
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余談ですがヒステレシスではなくヒステリシスです. 応力ーひずみ線図はご存知でしょうか? キーワードは弾性域、塑性域ぐらいでしょうか・・ 本を読んで勉強してみて下さい. 納得できるはずです.
- First_Noel
- ベストアンサー率31% (508/1597)
モノには殆どの場合,ヒステレシスと言うものがあって, 0点がずれる(この場合,無負荷時の伸び)ことがあります. 理想的には弾性範囲なら負荷を除去すると歪みは0に戻りますが, 現実には永久歪みが生じてしまって帰りはその分が加算されてしまったのでしょう. この実験では問題にならないと思いますが,ヒステレシスは, 被測定物自信のものの他,測定系由来のものもあります.
お礼
ありがとうございました。正直、答えがわからなくてかなり参っていたのですが、おかげで知ることができました。どーもです。