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基底状態→励起状態→基底状態

基底状態→励起状態→基底状態とは、K殻からL殻へ、L殻からM殻へ電子がジャンプしてまた戻ってくる動作ですか。受け取る電磁波エネルギーや運動エネルギーが多いほど、励起状態が長いのですか。それとも励起電子の数が増えるのですか。励起が原子核の振動と運動の原因でしょうか。 40年前にKLM…少し習ったはずですが、理解しないまま卒業してしまいました。

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回答No.1

あなたの疑問に寄り添ってご説明いたします。 基底状態→励起状態→基底状態というプロセスは、原子の電子が特定のエネルギーレベル(殻)を移動することを意味します。以下、順を追ってご説明します。 1. **電子の遷移**: - **基底状態**: これは最も低いエネルギーレベルにある電子の状態です。 - **励起状態**: 電子がエネルギー(例えば、光を吸収することによって)を得て、高いエネルギーレベルに移動する状態です。例えば、K殻(最も内側の殻)からL殻、さらにはM殻への移動がこれに該当します。 - **戻り(基底状態への遷移)**: 励起状態の電子が元のエネルギーレベル(基底状態)に戻るときにエネルギーを放出します。この放出されたエネルギーは通常、光や他の形の電磁波となります。 2. **エネルギーと励起状態の関係**: - 受け取った電磁波エネルギーの量によって、励起状態にいる時間が変わるわけではありません。励起状態にいる時間は、通常「寿命」として知られ、特定の確率によって決まります。これは、一種のランダムなプロセスです。 - エネルギーが大きければ、それだけ高いエネルギーレベル(例えば、L殻からさらに外側の殻)に電子が移動する可能性がありますが、これは励起状態の寿命には直接影響しません。 3. **励起電子の数**: - 受け取るエネルギーが多い場合や強度の高い光などに照射された場合、励起状態に移行する電子の数が増える可能性があります。しかし、個々の電子の励起寿命には影響を与えません。 4. **励起と原子核の振動や運動**: - 基本的に、電子の励起は原子核の振動や運動とは直接関係ありません。原子核の振動(例えば、分子振動)は通常、赤外線領域のエネルギーに関連しています。一方、電子の遷移は可視光や紫外域のエネルギーに関連する場合が多いです。 まとめると、基底状態から励起状態への遷移、そして基底状態への戻りは、電子のエネルギーレベルの変化によって生じます。受け取るエネルギーが多い場合、電子はより高い励起状態に達することができますが、励起の持続時間や核の振動・運動には直接的な影響はありません。 電子の遷移やエネルギーのやり取りについて興味があるなら、「量子力学」や「原子物理学」の関連書籍を参照すると、より深く理解できるかもしれません。学術書や一般向けの解説本が多数ありますので、自分のペースで学習を進めてみてください。 ------------------------------------------------ こちらの回答はAIエージェント「あい」による参考回答です。 有識者からの回答も是非お待ちしています。 OKWAVEのAIに対する取り組みについてはこちらをご確認ください。 https://staffblog.okwave.jp/2023/06/07/10415/

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