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冬季咲く花は風媒花ですか。
虫も少ないし、冬季を選んで咲く花にはどんな有利なことがあるのでしょうか。
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調べればすぐに分かりますが、ツバキやサザンカは鳥媒花です。 メジロがよく来てますよ。 https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=4347 キヅタというつる植物が、人間にとってはどうでもいいような花を初冬頃に咲かせますが、寒さに震える人間なんて気にせず沢山の種類の虫が訪れています。キヅタとは園芸ではアイビーとかヘデラとか呼ばれてます。 また、気付かないだけで、冬を成虫で過ごす虫もそれなりにいるし、冬の布団干しの最中に、温まった布団にやって来るアブなんかも見られるはずです。 千葉の房総半島では養蜂箱を置いている様子も見られ、春にならなくとも暖かい日にはその箱から飛び出して活動するミツバチも見られます。 全ての生物は合理的に存在し、理由があるから時間的にずらしながらすみ分けているのです。 大概の植物は暖かい時期に活動して、冬季は休眠するのが当たり前、と考えていたら、それは認識が狭すぎます。夏季に休眠し、他の植物がいなくなった地面に冬の寒さに耐えるようにロゼット状に葉を展開して成長する植物は・・・そこかしこで見られていますよね? ちなみに、冬でも構わず花を咲かせ続ける帰化植物のセイヨウタンポポは、単為生殖が可能なため虫なんていなくて良いのですから、在来のタンポポにとっては厄介な存在だったのです。 https://www.shizutan.jp/zukan/s_3410.html
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- mammie267
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冬季の条件の質問とは全く無関係ですが、花弁があって、いわゆる「花」の形態であれば、風任せではなく虫などの媒介者がやって来て受粉が成立する、という話でギンリョウソウというものを思い出したので挙げておきます。 http://sendai-green-association.jp/wp-content/uploads/2020/06/ginryousou.pdf 実物を見たことがありますが、全体が真っ白で、花期以外は土の中です。それでも虫はやって来る、ということのようです。 人間の想像力なんて、太古から続く自然界の営みには追いつけないのですよ。(散々破壊しまくった挙句に『生物多様性』なんて白々しく語るのですが) 先述の時間をずらすという意味では、春植物という形態もあります。代表格はカタクリですかね。気になるようでしたら調べてみて下さい。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%AB
お礼
- FattyBear
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他の方のご意見の他に、自家受粉という方法もあります。 自分の花の中でおしべとめしべが近いので自然に受粉します。 花にとっては他花受粉の方が自家受粉による近交弱勢(兄弟や自分の 花粉など近い系統のものと交配すると性質が弱くなってしまう現象) を防ぐ意味で良いのですが受粉できないよりはマシということです。 冬季ではありませんがスミレの仲間には花が咲く前の蕾のうちに 蕾の中で自家受粉してしまう閉鎖花という現象?があります。 http://www2.kobe-c.ed.jp/shimin/shiraiwa/sumire/violet9.html あと、品種改良により人間のために冬季に咲かせられる花もあります。 シクラメンなども室内で虫の受粉はあり得ませんがたまに受粉して 種が出来ていることもあります。自家受粉かな。 花自信のメリットは無いですね。
お礼