FXトレーダーの法人化

質問

FXはとくに経費がかかるわけでないし、誰も雇わないと思います。
そのため、法人化する必要がないと思うのですが、FXトレーダーが法人化する必要ってありますか？

FXトレーダーで、法人化している方はいらっしゃいますか？

回答No.1

Reynella · ベストアンサー

他の事業や投資（FX、CFD、先物取引以外）を行なっている場合は損益通算できるので節税になることもあります。また、最大10年間欠損金の繰越控除ができるようになるので、大きな損失を出してしまったときには節税になります。経費も個人だから認められる範囲が狭く、「とくにかからない」のであって法人にすると「事業継続に必要」として経費に計上できるものがあります。なにより、専業の場合は個人なら国民年金・国民健康保険にしか加入できないのが、法人にすることで役員報酬を発生させて社会保険に加入できるようになります。国民年金と厚生年金の差は大きいので、老後まで見据えると、収益が大きい場合は十分値打ちがあります。他にも（くだらない、といえばそれまでですが）例えば株式会社にすると、聞こえのよい社名をつけて、「代表取締役」を名乗れます。FXトレードを個人でやってまして、なんて言うよりも、「○○株式会社　代表取締役」の肩書きをつけた名刺を出し、「外国為替投資を行う会社を経営しています」と名乗る方が便利なことはたくさんありますね。日本はそういう国だから。

ということは、他の投資をしていない、かなり稼げて節税の余地がある別の事業・仕事を行っていない、会社員や公務員ですでに厚生年金に加入している、そもそも損益とも大した額ではない、という人には不要です。

FXトレーダーで、例えばYouTubeで指南をしていたり、本を出しているひとは法人化している人は多いですよ。その人達も「代表取締役」や「代表社員」を名乗って出版社に売り込んだりもしています。私の友人の娘の夫もそうです。彼などはまさに「肩書き」でまずは意中の彼女の興味を牽けたというところです。