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ポーラスターの物語について

「ポーラスター」という黒鳥(神様)の神話らしきものがあると聞きました。内容は「過去の自分の罪を記憶から消して生きていたが、ある時罪を真っ直ぐ受止めた事により、被害者も彼を許せた」みたいな内容です。そんなお話し知ってる方、詳しく教えて下さい。

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noname#11434
noname#11434
回答No.2

こんにちは。 ユダヤの伝承らしいと言うことでしたので、 まずは「旧約」に当たってみました。 http://www5f.biglobe.ne.jp/~jesus/bible/index.htm#聖書/聖書の版 こちらのページで紹介されているBible Gateway.com「聖書を読む」と言うサイトで、Key Word検索に、"bird"および"raven"をかけてみました。bird で132件、ravenで15件のヒットがあり、ravenの結果の一つめが「創世記8章6,7節」でした。 http://bible.gospelcom.net/cgi-bin/bible?passage=GEN+8&language=english&version=NIV&showfn=on&showxref=on 大洪水の40日目にノアがカラスを放ち、次いで鳩を放ったと言うくだりです。「黒鳥は北から南まで地球を螺旋状に周る」と言う話を思い出すと、興味深いのですが、いくらでも拡大解釈のできる世界なので、直接の関係性はないものとしておきましょう。 「旧約」は、ご存知のとおり、ユダヤ(ヘブライ)の民を導く一神教の世界ですから、黒鳥と言う「神様」は登場しにくいですね。神様と言うより「伝説」と言ったかんじなのでしょうか。 ネット検索では、やはり出て来ないので(かなり探されたものと推察します)、あとは探すとなると図書館と言うことになります。時間が取れる時があれば、少し調べてみても良いのですが、具体的には資料室にある「イメージ事典」「シンボル事典」「神話・伝説事典」「紋章事典」と言った基礎資料で、「鳥」「黒鳥」「六芒星」などに当たることになります。ですが、見つからない場合は、図書検索をしたり、司書さんの協力を仰ぐことになりますから、又聞きでは踏み込めず、やはりご本人にしか探せない世界になってしまうでしょう。 最初のご質問を読んでからの疑問なのですが、「過去の自分の罪を記憶から消して生きていたが、ある時罪を真っ直ぐ受止めた事により、被害者も彼を許せた」とある「彼」と言うのは、(人格化された)黒鳥自身なのか、それとも他の人物なのかと言うことが一つあります。 また、最大の手掛かりという意味で、やはり話の出所が一番問題です。何かの本で読まれたのか、その本は何か。 どなたかから訊かれたのか、その方はどこからそれを見聞きされたのか、と言うことです。多分図書館などで協力を仰ぐ場合にも、真っ先に聞かれることだと思います(プライヴァシーですから、私にはお答えいただかなくて結構です)。 お話の黒鳥の伝説は、個人的にもたいへん興味深いお話として伺っています。「過去の罪をまっすぐ受け止めたことにより、許された」エピソードや、「北から南まで地球を螺旋状に周る」こと、「ダビデの星」(光の力・闇の力の統合)をシンボルとすること、「ポーラスター」(北極星・ポラリス)と言う名など全てが、正反するもの同士が遭遇し和解するイメージにつながります。 http://216.239.57.104/search?ie=EUC-JP&lr=lang_ja&hl=ja&q=cache%3Ayh_WHYKmp6AJ%3Ahttp%3A//www16.0038.net/~gilboa/bulletin.html+%A5%C0%A5%D3%A5%C7%A4%CE%C0%B1+%CC%E6%BE%CF ですが、「ダビデの星」のシンボルなど、後世になって色々なイメージが自ずから重ねられている可能性もあると思いますし、ゲドの神話のように、文学的な作品とオーバーラップしていることもありえます(もちろん、そのことによって神話の価値が損なわれるわけではありません)。そういった意味でも、まずは話の出所を確認されることが探査の第一歩だと思います。 書籍の検索については、蔵書数の多い「国会図書館」や「東京都立図書館」などの検索ページで、「鳥 神話」「鳥 伝説」などグーグルと同じ要領で捜されると、文献名を見つけるのに便利です。 検索した書籍で2件気になる文献を見つけましたが、私の地元の図書館には蔵書がありませんでした。もし、お近くの図書館にあり、ご興味を持たれたら参考になさってください。 ・「世界神話伝説大系」1979~1981、名著普及会による復刊。各国別の編集で全40巻ほど。「ヘブライ」「オーストリア」などもある。「ヘブライ」の内容は「旧約」が主。 ・「ユダヤの神話伝説」1992.6、青土社。 デイヴィッド・ゴールドスタイン著。 以上、手掛かりばかりの提示となりました。

samupii
質問者

お礼

『ゲド戦記』も早速買って読みました。色々調べてくれ、沢山のヒント、探し方の提示を頂けた事、嬉しく思います。fieldsさんのような方の存在を知り、また存在を知る事が出きる時代に生まれた事にも感謝致します。「罪を埋め、受止めた」のは黒鳥自身です。その後、彼は他の者の為、飛び続ける道を選びます。本当に有難うございました。また質問が出たときは宜しくお願いします。

その他の回答 (1)

noname#11434
noname#11434
回答No.1

こんにちは、samupiiさん。 「ポーラスター」という名ではありませんが、お話になっているストーリーは、ル=グウィンの「ゲド戦記」第一巻(「影とのたたかい」)に似ていますね。主人公ゲドのもうひとつの名はハエタカ(ハイタカ?)という鳥の名でもありますしね。 一方で、黒鳥の神話と言うと、アラスカやネイティブ・アメリカンに伝わる「ワタリガラス」の伝説を連想させます。カムチャッカで遭難された星野道夫さんが、日本に紹介された物語で、星野氏の死後「森と氷河と鯨」という本の中にまとめられています。 関連サイトを幾つか拾ってみましたが、ご興味があれば「ワタリガラス」で検索してみてください。 ワタリガラスが生息・飛来するのは北方圏ですが、「ポーラスター」(北極星、ポラリス)という名も、どことなく北方を思わせます。 また、「ゲド戦記」の作者ル=グウィンのご両親は、北米最後の野生インディアンとされる人物と交流があり、「イシ――北米最後の野生インディアン」という本もまとめられています。ですから、相互に見えないつながりあるような気もします。推測ですけどね。 あと「ポーラスター」という名前については、どちらで聞き及ばれましたか?そのあたりを補足していただければ、もう少し調べようがあるんも知れません。差し支えなければですけれどね。 http://www5b.biglobe.ne.jp/~moonover/2goukan/ohter/watari/watarigarasu-1.htm http://www.hbc.jp/nicol/raven/syuzai1.html http://www.aritearu.com/Influence/Native/Nativeword/Word15.htm

samupii
質問者

補足

回答みた時、ビックリ&嬉しかったです。こんなに詳しく返ってくるとは思ってませんでした。補足ですが、ユダヤに古くから伝わる話と聞きました。その黒鳥のシンボルはダビデの星と同じマークで、黒鳥は北から南まで地球を螺旋状に周る、と言うのです。伊勢神宮にもそのマークはあり、何故か世界中に存在する印で、黒魔術やそれに反する白魔術でさえ使われる印です。ユダヤ人の歴史や神話も調べましたが、解りませんでした。ぜひ、お願いします。

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