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一メートルから五メートル
火から離れた状態で皮膚や肉が焼ける温度は 何度くらいですか
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質問自体への回答としては、「その他の条件」によって変化する、という事になります。 「焼ける」というのがどういう状態を指すか、暴露時間はどれくらいか、火の大きさはどれくらいか、といった条件が不足です。 例えば、暴露時間で日焼する/しないが違ってくるのは容易にご理解いただけると思いますが、同様に暴露1秒で火傷に至る温度と暴露30分で火傷に至る温度では乖離が大きく、「何度くらい」に対する答えが出ません。 さらに放射源が面か点かという条件も距離による減衰率に効いてきて、もし点に近い放射源の場合は距離1mと5mではエネルギー密度が1/25倍と、大きく異なってきます。 誰だって55℃の熱湯風呂に浸けられたら10秒に満たない時間でも皮膚の弱い箇所に熱傷を負うと思っていいですが、鍛冶屋さんは(汗で表面温度が下がるのもあるが)まさに手の届く距離で1,000℃を超える鉄塊を扱うことができますね。 要は受ける熱量によって皮膚や肉の温度が何度まで上昇したかにかかってくるわけで、皮膚や肉のタンパク質組織なら概ね50℃を超えると修復できないダメージを受けると思っていい。もし60℃超えるともうローストビーフやレアステーキの中心部のような「焼け具合」ですから、もはや生肉には戻れるはずがない。 肉体的に数分間の暴露に耐えることができる放射限界は約2,000kcal/(㎡・h)、これが数秒でとなると更に60倍~になります。 受けるエネルギー量=熱量/(平方メートル・時間)であり、単位面積×時間あたりの値となります。 暴露時間で日焼する/しないが違ってくるのは容易にご理解いただけると思いますが、同様に暴露1秒で火傷に至る温度と暴露30分で火傷に至る温度では乖離が大きく、「何度くらい」に対する答えが出ません。 さらに放射源が面か点かという条件も距離による減衰率に効いてきて、もし点に近い放射源の場合は距離1mと5mではエネルギー密度が1/25倍と、大きく異なってきます。