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【現役の自動車整備士さんに質問です】ドラムブレーキ
【現役の自動車整備士さんに質問です】ドラムブレーキとディスクブレーキだと機構を見るとドラムブレーキの方が耐久性能が高く簡単な構造なのでディスクブレーキより優れた性能が発揮出来て交換寿命も長くディスクブレーキより良い作りのブレーキシステムだと思うのですが、なぜ高級車はディスクブレーキなのでしょうか? ディスクブレーキよりドラムブレーキの方が耐久性もブレーキ性能も上なのでは?
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整備士ではありませんが、元自動車用ブレーキメーカーで開発の仕事をしていました。 ドラムブレーキは構造が単純で安価に製造出来、リーディングトレーリング方式のドラムブレーキは自己倍力作用が働くため小型でも強い制動力が得られるというメリットがあります。 一方でブレーキの摺動面が内側にある事で放熱性が悪く、フェードやベーパーロックが発生しやすいと言うデメリットがありますし、ディスクブレーキと比較して整備性が劣るというデメリットがあります。 ディスクブレーキは摺動面が外気に晒されているため、制動で発生する熱を効率的に発散出来るためフェードやベーパーロックが発生しにくいと言うメリットがあるため、出力の大きいエンジンを持つクルマでは安定した制動力を得るという目的でディスクブレーキを採用する傾向にあります。 ブレーキシステムの耐久性と言う意味では、ドラムブレーキもディスクブレーキも大きな差はありません。 どちらも摩擦材(ブレーキシューやブレーキパッド)は摩耗するので定期的な交換が必要ですし、ブレーキドラムやブレーキディスクも摩耗するので定期交換が必要な部品です。 ドラムブレーキのホイールシリンダーやディスクブレーキのキャリパーも内部のOリング等交換が必要な部品が有るのは変わりありません。(ディスクブレーキの方が交換部品が多いので少し費用が高い)
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- no_account
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まず私は整備士では無いです 機械好きなだけです 単純に単体の制動力だけならドラムブレーキのリーディングトレーリングやツーリーディングの方が自己倍力作用が有るので高いです ですがドラムブレーキはドラムによってブレーキ機構が覆われるので放熱性がディスクブレーキより劣り、フェードなど制動力の低下が起こりやすいと言えます また雨水などがドラム内に入ると抜けにくく制動力が低下します ディスクブレーキならディスクに雨水が付着しても遠心力で吹き飛ばされます ディスクブレーキとドラムブレーキを比較すると安定した制動力を発揮するという点でディスクブレーキに軍配が上がると思います
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みんなありがとうございます