マイクってどういう風に壊れますか？

質問

SM58やAT2020など、安い価格帯のマイクってどういう風に壊れますか？
明らかに音を拾わないとか、こもって聞こえるとかそういう感じでしょうか？

回答No.2

John_Papa · ベストアンサー

価格帯によって壊れ方が違うという感覚はありません。
マイクのデザインや用途によると思います。

SM58は50年前は、定価58000円でしたが、
落とすと簡単に風防が凹みます。
手入れを怠ると、風防が錆びたり風防のスポンジがカビて網目が詰まって　こもって聞こえるようになります。
手入れって、こういう事↓です。
https://pabasic.com/engineer/sitajunbinokiso/maintenance-mic/
それに加え、SM58やBETA58はマイク内部の配線が引きちぎられるのが、私の界隈でも何件か起きています。風防が簡単に外せるので、好奇心で分解したり、改造しようして壊すのでしょうか。

AT2020はエレクトレットコンデンサーのサイドアドレスマイクなので、SM58より少し遠くにセットするし、ポップフィルターを間に入れることもできるので、お手入れは楽です。私の少ない経験では、エレクトレットでない成極型コンデンサーマイクは湿気や結露で、「音が・・・」というより大音量のパルスノイズやランダムノイズが発生し、録音は台無し、使用できる状態ではなくなります。
エレクトレットコンデンサーでは、常在ノイズ多めですが、このトラブルは経験していません。（現在、出番が極端に少ないのも影響してるでしょう）

お礼

グリルボールのメンテは全く考えていませんでした！確かに必要ですね。

回答No.1

HAL2（@HALTWO）

AT2020 は使った事がないのですが、Electret Condenser Microphone は半導体電気回路が内蔵されている事と Diaphragm (振動板) が極めて薄く軽量である事から落っことしたりぶつけたりした際の衝撃で何処かが断線したりして音が出なくなります。

私が最初に愛用した SANKEN 社 (型番は忘れた) の Electret Condenser Microphone や SONY ECM21 は衝撃による断線(？) で音を拾えなくなりましたし……。

SM58 のような Dynamic Microphone は半導体電気回路を持たず、Diaphragm から Transformer に至る内部構造が極めて頑丈ですので簡単には壊れません。

特に SM58 は落っことしてもまず壊れないんじゃないかな(^^;)。

それ故に大量に採用され、大量生産された上に中国で作られるようになった事から安価になりましたが、安いから壊れ易いという製品ではなく、信頼性の高い製品でありながらも奇跡的に安価になった製品です。

SM58 は 1966 年に発売開始された製品ですが、70 年代の日本では 10 万円近くしていましたよ (正確な値段は忘れましたが 5 万円以上していた筈です)。

私が愛用していた ElectroVoice RE20 という Dynamic Microphone は落っことそうが踏ん付けようがビクともしない頑丈さで、実際、机か何かの重いものに挟まれて Mesh Grill が凹んでしまっても全く問題なく使えました(^^;)。

私が購入した EV RE20 は米国で $300 弱でしたが、70 年代に憧れていた時は 16 万円なんて値段でしたね(^^;)。

Microphone や Speaker って 50 年以上も前から基本的な構造は変わっていないので、50 年前から作り続けられている製品は中国などの製造 Cost の安い国で製造するようになると高い信頼性を維持したまま信じられないほど安価な値段になってきたりします。

高額なのは近年に開発された物や、製造 Cost の高い国で製造されている物だからで、安価だからと言って低性能だったり音が悪いというものではないのです……まぁ Speaker と同じで、安くても良い音がするものも多く、値段の高低にはあまり関係なく、製品が異なれば音色も異なるものですので、どんな音がするのか、Merit Demerit は何処にあるのかといった事をよく調べて、幾つもの Microphone を使ってみる事ですね。

昔、録音 Engineer だった友人が 20 種類ほどの著名な Microphone の使用感や音色感などを詳しく記した Web Page を作っていたのですが、米国 Server だったので今や失われてしまいました(^^;)。

同様の Page を作っている方もいると思いますので、沢山の Microphone を使っている Studio Recording Engineer さん達の Blog とか、探してみる事を御薦めします。

素敵な Audio Life を(^_^)/

お礼

音が出なくなるんですね。ありがとうございました。