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A種接地抵抗値が10Ωの理由

新米の電気主任技術者です。 さきごろの点検で、担当する設備のA種接地抵抗値が規格(10Ω)を外れて20Ωほどありました。 事業主に改修を依頼しようと思うのですが、その理由をいまいちうまく説明できません。 「A種は機器接地(保安接地)なので、規格内でないと漏電時に感電の危険がある」 「設備基準で値が決まっているので守らないといけない」 など、あまり説得力のない理由しかわかりません。 「なぜ10Ω以下でないとならないのか?」 「10Ωを超えていたらどんな問題があるのか?」 ということをもっと論理的に示して、事業主に納得してもらうにはどのような説明をすればいいでしょうか。 ご教示お願いします。

みんなの回答

回答No.4

No. 1 の方の回答に補足します。 関係する電技解釈は 第28~30条 辺りですがですが、接触電圧を人体に障害のないレベルに抑えるにはどの程度の値以下がよいかを、制定当時、電気試験所や大学の有識者が集まって、試験したり、外国の規制値を調査したりして、結果に基づき、きりの良い数字として A種 ( 当時は1種 ) 10Ω や、B~D種 ( 当時は2種、3種、特別3種 ) を決めていると思われます。 例えば、当時の送電線地絡時の並行通信線に発生する誘導電圧などでは猿を用いての動物実験をしたという話も文献 ( 現代送電工学 」前川幸一郎著、啓学出版、p. 88 、'72/10月初版 残念ながら絶版 ) で読んだことがあります。 感電の安全については純論理的に理論だけでは説明はしきれません。電気安全の文献や講義で紹介される通電電流と通電時間による人体反応 ( 私の資料は IEC TS60479-1: 2005, 第4版 ) のデーターは、ナチスの強制収容所の人体実験から得られたデーターをもとにしているという話は有名です。 更に興味があれば、経産省か国会図書館に制定当時の議事録が残っているかもしれません。( すみません。私自身で確認したわけではないので保証はしかねます。)

horisukankei
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 「接触電圧を人体に障害のないレベルに抑える」とありますが、そもそもA種は高圧が低圧側に混入してきたときの保護のためにあるものと理解していますので、混入電圧は高圧(6600V)ではないのでしょうか? 接地はそれを大地に逃がして、感電の危険性を抑えることにあるので、接地抵抗値は電圧を抑えるのではなく、電流(漏洩電流)を抑えるものと考えますが・・。

  • 69015802
  • ベストアンサー率29% (381/1297)
回答No.3

漏れが発生した場合に機器に発生する電圧はV=RIですので漏れ電流*接地抵抗ということになります。 裸足か、濡れているか、個人差などいろんな条件がありますがそれらも考慮しても触れても生命に危険が及ばない電圧しか発生しないのが10Ωということだと思いますが。

horisukankei
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 「生命に危険が及ばない電圧しか発生しないのが10Ωということだと思いますが。」 生命に危険が及ばない電圧ではなく、電流ではないかと思うのですが・・。 A種を10Ω以下で接地していれば、人が感電した場合でも生命に危険が及ばない電流しか流れないということではないかと考えます。 ただ、それがなぜ10Ωなのかが、わかりません・・。

  • asciiz
  • ベストアンサー率70% (6803/9674)
回答No.2

>A種接地抵抗値が10Ωの理由 >https://okwave.jp/qa/q9800095.html A種接地が必要となると、そこで取り扱う電気は何千・何万Vといったレベルではないでしょうか? まあ普段は、アースは機器の動作に影響を与えません。 万が一の漏電が起こった時に、人体に電気が流れないように地面に放電するためにあるのが、アースです。 ですから何か起こるのは、そういう万が一の時。 漏電事故があったけど、アースをきちんと繋いでいたので、人的被害はなかった。そこまではいいとして。 アースに抵抗があると、電気が通ったことにより、熱が発生します。 接地抵抗が十分低くなければ、アース線によって周りの具材が加熱され、火事に発展する恐れがあります。 そのため、アースの抵抗値を限りなく0にせよ、まあゼロというのは不可能なので、十分に低いと認められる10Ω以下にせよ、と定められているのではないかな…と想像します。 そう書いてある文献読んだりしたわけではないので^^;

horisukankei
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 「そのため、アースの抵抗値を限りなく0にせよ、まあゼロというのは不可能なので、十分に低いと認められる10Ω以下にせよ、と定められているのではないかな…と想像します。」 それがなぜ10Ωなのかがわかりません。20Ωだったらなぜダメなのでしょうか? それが分からないと事業主に説明ができません。。。

  • tetsumyi
  • ベストアンサー率25% (1946/7535)
回答No.1

感電事故を起こさない抵抗値と考えて良いでしょう。 人体の抵抗値は数KΩ程度ですから、屋内引き込み線ではなくて柱上変圧器一次側の高電圧が何らかの原因で漏れたとしても10Ω以下であれば感電死を免れる程度の電流で押さえられる。 https://www.seikatsu110.jp/electrical/et_short_circuit/19071/

horisukankei
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 ご紹介いただいたサイトを見ましたが、「・・柱上変圧器一次側の高電圧が何らかの原因で漏れたとしても10Ω以下であれば感電死を免れる程度の電流で押さえられる。」の理由がわかりません。 人体抵抗を5,500Ωとすると6,600Vに感電したら1.2Aの電流が流れるので、A種接地していればほとんどそっちに流れてくれるので感電しないということはわかりますが、それがなぜ10Ωなのでしょうか? 20Ωだとだめなのでしょうか?

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