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ダイオードの等価回路について
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まぁ、直列に接続された抵抗と電流の方向を示すIDについては問題ないかと思いますが、たぶん並列に接続されたQdで示されるコンデンサが疑問なのではないでしょうか?これは順方向では問題にならないのですが、逆方向の時はPN接合面に形成される空乏層(P・Nそれぞれのキャリアが接合面と逆方向に移動するためキャリアがない状態になった層)という絶縁層を挟んだ電極が向かい合わせに存在しているのと同じ状態になりますが、これはすなわちコンデンサですよね。実際に普通の整流用などのダイオードを高周波(交流でなくても速い速度でスイッチングされるような状態でも)で使用すると周波数が上がるにしたがって逆方向の電流が増えて行き、ダイオードとしての機能しなくなります。例えば最近のACアダプターのようなスイッチング電源では、AC電源をいきなり整流して直流にしてから高速度でスイッチングして必要な電圧になるようにコイルなどを使って変圧していますが、このような用途ではダイオードの持つコンデンサとしての特性が非常に邪魔になるのです。
お礼
なぜあの回路がダイオードの等価回路となるかが理解できました。ありがとうございます!