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何故、「からい」と「つらい」は同じ辛い?
日本語の漢字に「辛い」って言う意味が違い読みも違う漢字があります。 他にも送り仮名が違いますが「苦しい」「苦い」と言うのもありますよね。 紛らわしいのに今も訂正されず違う漢字を当てはめる事もなく、そのままにしているのは何故なんでしょうか。 最初に同じ意味だったのかなとも思いますがご存知の方回答お願いします。
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辛いとはカラくて舌がツラいことを指しています。中国語でも辛にはツラいとカラいのふたつの意味が有ります。味覚のカラさには別に辣(la)と言う字があります。また苦いとは、ニガくて舌がクルしいことを指しています。中国語ではニガいもクルしいのも苦(ku)で同じです。つまりいずれも辛、苦の文字の意味そのものなので、訂正する必要があると思われません。もともと大和言葉に漢字を当てることに無理がありました。計算がオカシイは正しくても計算が可笑しいと書くのは誤りです。逆に、開ける、空ける、明けるはひとつの大和言葉で文字がたくさんあります。固有の文字といっしょに進化しなかった日本語の運命です。
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- pluto1991
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カライという味覚はありません。 味覚は甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つです。 じゃあ、実際に味覚を感じるカライのは何だというと、それは「痛い」なんです。 味覚じゃなくて痛い。だからから食べると「つらい」のですね。 ちなみに中国語でツライは「辛苦・シンク」と言います。(お疲れ様の意味もあり) カライのは辛苦と関係がなく「辣・らー」です。ラーといいうのはラー油のラーつまり赤唐辛子の辛さ。 唐辛子という中国語はなくて唐辛子は中国語ではラージャオ(辣椒)です。 唐辛子は日本人が勝手につけた漢字なんですね。
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ありがとうございました。
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味覚とか語源の話してないのですが・・・ からいとつらいの漢字を紛らわしいのに何故同じ漢字のままで分けていないのか聞きたいだけです。
- KoalaGold
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面白いことに英語では辛いと暑いと熱いが同じ単語Hotです。 思うのですが語彙がものすごく少なかった時期には赤ん坊のように「快」と「不快」しかなかったんじゃないかと思うのです。つまりイエスとノーだけのような2択です。 感覚の中で味覚はかなり後に発展しました。視覚が第一で聴覚と触覚さえあればとりあえず生きていけます。 必要性のみで語彙は増えていったのでしょう。エスキモーには氷を示すボキャブラリーがものすごく多く、日本語には雨を意味するスボキャブラリーが多いのです。 味覚でさえ、甘い、しょっぱい、苦い、酸っぱいの4種で、5番めの旨味は20世紀に加えられました。日本では当たり前に使われていた感覚が外国では言葉がなかったのです。 あ、今書いていて気がつきました。辛い(からい)は味覚じゃないんですよね。あれは痛みなのです。痛みなので辛い(つらい)と同じです。そして触って熱い時にそれは痛みとして感じ、これは辛さ(からさ)を感じた時と同じだとしたのでしょう、それでHotという同じ言葉で表しています。 人間の五感の中でまだ表現が行き渡らないもの、それは嗅覚です。匂いを表す言葉は非常に少ないのです。
お礼
からいとつらいは同じ痛みと言う事は分かりましたが、からいとつらいを同じ漢字で訂正もせずに使われている事を知りたかったのです。 お答え頂きありがとうございました。
補足
痛みがからいなんですね。 熱いのも痛みだとすると舌で熱い時はからいと同じ感覚と言う事なんでしょうか。 それと、舌の感覚で痛みを痛いと昔から表現されなかった事は何故だったのか又疑問が出てきました。
お礼
聡明な知識お分け頂きました。ありがとうございます。
補足
中国で同じ意味だからそのまま日本で使われ続けているという事なんですね。 お答え頂いている”からい”について中国では辣(la)と言う字があるという事ですが、おっしゃられる大和言葉に漢字を当てることに無理があった事からはじまり日本で”辛い”はそのまま進化しなかった日本語と言う事ですか。 日常において紛らわしい漢字であってもそう言った事から元来固有の文字が変化しないと言う事なんでしょうね、良く分かりました。 同音異義語は漢字が違うので意味が理解出来ます。 あまり使いませんが計算が”奇怪しい”?ですか。