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ハイパス ローカット どっち?
- ハイパスとローカットはEQのフィルターで使われますが、技術的な違いはあるのでしょうか?紛らわしい名前の背景や理由も知りたいです。
- ハイパスは上を通す=下を通さないと言えるため、ローカットと呼びたいですが、なぜハイパス ローパスという名前なのか疑問です。
- ハイパスをローカットと呼ぶことに問題はあるのでしょうか?ベテランエンジニアの方のご意見をお聞かせください。
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ご質問のケースは、ウェーブ・フィルター(Wave Filter)に特化した言語です。 歴史的に見ると音響用語としてよりも、無線用語として使われることが主であったと感じられます。周波数範囲の通過、阻止に関することですから、回路的には同等の扱いで良いわけですが、パスポートを取得するのにアマチュアの無線従事者免許証で良いのですから、過去から強く品格を保ってきた経緯があります。 本題ですが、ハイパスもローカットも同義語です。唯一の違いは、ローカットは、ハイパス・フィルターに適用される一般的な用語のうちローシェルフ・フィルターに適用されます。 高域フィルターは高域通過フィルターを表し、高域阻止フィルターは低域(通過)フィルターと呼ばれてきました。 しかしながら、フィルターには多種の効果を示す回路ごとに名称があります。 ハイパス・フィルター:特定の周波数より上だけを通す ローパス・フィルター:特定の周波数より下だけを通す バンドパス・フィルター:特定の周波数範囲だけを通す ローシェルフ・フィルター:特定の周波数より下を増幅または減衰させる ハイシェルフ・フィルター:特定の周波数より上を増幅または減衰させる ピーキング・フィルター:特定の周波数を増幅する(減衰も可) ノッチ・フィルター:特定の周波数を減衰させる(帯域除去) オールパス・フィルター:すべての周波数を通し位相特性だけを回転させる ※ノッチ・フィルターはバンドストップ・フィルター(BEF)のうち、阻止帯域が狭いものを指します。またバンドストップ・フィルター、バンドエリミネーション・フィルター、バンドリミット・フィルター、帯域除去フィルターと同義語が多いです。 ローカット・フィルター、ハイカット・フィルターは和製英語でもなく、英語として存在しますが、上記を鑑みても、あまり使われないというのが実情です。
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- Higurashi777
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ハイパス=ローカット、ローパス=ハイカットです。 呼び名の問題だけであり、技術的な違いはありません。 >ハイパス ローパス と言う言葉、正直紛らわしいです 語源的な意味合いで言うと、「フィルタ」というのはそもそも遮断する目的で作られています。遮断をすることが前提なので、「スルーして通過させる」ことが特殊処理になります。なので、その特殊処理の方に着目して「ハイパス」「ローパス」という呼称になります。 >ハイパスをローカットと呼ぶと何か問題ありますか? HPFとLPFだけであれば問題ありませんが、世の中には「バンドパスフィルタ(BPF)」もあります。 特定の帯域のみを透過させるフィルタですね。質問者様のお考えにあるように「ハイカット/ローカット」という言葉を浸透させてしまうと、バンドパスフィルタに関しては「xxカット」という呼称は難しいので、「xxカット」と「xxパス」というように「役目は同じなのに二通りの呼称が生じる」ということになります。こちらの方がよほど厄介かと思われます。 「このフィルタは何?」と聞くときに「ハイパス?ローパス?バンドパス?」だと理解は早いですが、「ハイカット?ローカット?バンドパス?」だと齟齬や誤解が生じる可能性があります。 そういう間違いを防ぐためにも「xxカット」という呼び名は一般的に使用されることは少なく、「xxパス」という呼び名の方が使用されています。 以上、ご参考まで。
お礼
お礼が遅くなりすみません。 ご回答ありがとうございます。 BPFがありましたね。普段使わないので忘れていました。 確かに、完全遮断という使い方からするとBPFはカットという名前で用いることはできないですね。 そう考えるとパスという名前で統一するのが自然なのでしょうね。 ともあれ、技術的に違いがないのであれば、個人的にはこのまま使っていこうかな と思いました。 やはり、パスは苦手です。。
お礼
お礼が遅れましてすみません。 ご回答ありがとうございます。 無線用語でしたか。確かに、信号系のエンジニアリング技術は、戦争やらの無線技術からきてるとか学生時代に聞いたのを思い出しました。 そのような経緯があったのですね。勉強になります。