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奈良時代について

学校では奈良時代というのは平城京から平安京遷都までとならいましたが 手元にある日本文教出版の教科書では奈良時代というのは平城京から長岡京 遷都までの期間となっています。どうしてこのようにかわったのですか。 詳しい事情をご存じのかた教えてください。よろしくお願いします。

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  • staratras
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回答No.1

以前から「奈良時代」の期間に長岡京の時期を含めるか含めないかについては2通りの考え方があり、どちらも使われてきました。今から50年以上昔に初版が発行された日本史辞典(角川)の記述です。(以下引用) 奈良時代:奈良に都が置かれていた710-784(和銅3-延暦3)の期間をさし、以前の藤原京に都をおいた時期、以後の長岡京に都をおいた10年間および平安時代と区別する。この70余年の間にも難波・恭仁・紫香楽に遷都したこともあったが、いずれも短期間であり奈良時代に含めている。また784-794(延暦3-13)の長岡京の時期は通常時代区分として採用しないから通常奈良時代に付属させている。この広義の意味では奈良時代の下限は794までとなる。(引用終わり) 要するに奈良時代の期間の終わりを784年とするか794年とするか昔から両者があり、ご質問者様の学校の先生は794年とし、手元にある教科書は784年としただけのことでしょう。長岡京の時代は「厳密に言えば奈良時代ではないかもしれないけれど、奈良時代に含めたほうが都合がよい」ということではないかと考えます。 今から10年前に発行されて話題となった「もういちど読む 山川日本史」には「710(和銅3)年、平城京をきずき、藤原京からここに都を移した。(中略)以後、都が平安京(京都)に写るまでの80年あまりを奈良時代という。」と書かれていて、奈良時代の下限として平安京遷都の794年を採用していることを明記してます。

g2410jp88
質問者

お礼

くわしく教えていただきありがとうございました。

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