アクリル画の褪色

質問

アクリルで描かれた絵は長時間経つとどのようになるのでしょうか？紫外線などの影響で変化が出るのでしょうか？油彩や水彩はどのようになるのでしょうか？

回答No.2

yakushi · ベストアンサー

先の方も言っているように、アクリル絵の具は歴史が浅いのではっきりとはわかりません。
しかし、一般的にアクリルは他の絵の具より堅牢と言われます。
合成樹脂を使っているため油のような変化がありません。
紫外線や外気の変化にも比較的強いものです。
さらにアクリル樹脂は固まっても柔軟性があります。
そのため剥離などにも強いものです。
厚塗りした場合、直後は水分が揮散することで多少肉痩せします。
顔料自体は油絵の具などと変わらないので
顔料によっては光で色が褪せる物があります。
紙に描いた場合は基底材が弱いので不安定ですが、
アクリル用のキャンバスに描けばかなり堅牢な画面になると思われます。

油彩は歴史がその堅牢さを物語ります。
実際は修復家達の努力あってこそですが。
油は湿度や気温の変化で基底材が変化し、
固化した油がその変化に追いつかず亀裂や剥離を起こすことがあります。
他にも光による油や顔料分の変色があります。
油の変化はワニスをかける事でかなり防げます。
古くなったワニスは塗り替えられば元の綺麗な画面になります。
きちんとした処方で描かれていれば他には問題は出ません。

水彩はとても不安定です。
紙自体が光や湿度などの変化に弱く、
顔料もほとんど表に出ているので変化しやすいです。
油絵の具で堅牢な色といえば30～60年ですが、
水彩は5～10年です。
絶対堅牢な色でも油が60～180年に対して
水彩は10年以上となっています。

回答No.1

ito_613

アクリル絵の具は発明されてまだ間もないので、何十年、何百年経つとどうなるかというのはまだわかりません。
油彩はきちんと手入れをしていればかなり持ちます。ただ、湿気の多い所に放置しておいたりするとすぐにぼろぼろになってしまいます。
ニスも脂がついたりすると塗り替えなくてはなりませんし、油彩の寿命は手入れにかかっているのではないでしょうか。
水彩は紙の変色や劣化の影響で油彩に比べそれほど寿命は長くないと思います。
どのような絵の具にせよ、紫外線にあてたり外気に長く触れさせたりするのは絵にとって良い影響はないでしょう。