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白河天皇、近衛天皇、鳥羽天皇の時代は平安時代後半の
白河天皇、近衛天皇、鳥羽天皇の時代は平安時代後半の人物だそうですが、平安時代は平安京があったのに平安時代に平安京ではなく鳥羽宮に住んでいたのですか? 平安京に天皇の家はありますよね?京都御所は本宅で、鳥羽宮が職場?別荘?
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天皇はご存じの、今の京都市内にある「皇居(御所)」に住んでいました。まあ、古くは南北朝時代や明治維新以後など特殊な例外はありました(あります)けど、基本的に、天皇は京都にある皇居にお住まいでした。 しかし、天皇になる前(○○親王などの時代は外戚の家に住むことが多かったようです)し、天皇から退いた後(上皇や法皇の時代)は、新築したり、皇族(○×の宮様)などが住んでいた家を改築したりして、そこに住みました。 天皇時代は(火災時や戦争時などの例外はありますが)皇居(御所)に住んでいました。火災・戦争時でも、天皇が住んでいる場所が「仮御所」になりました。なので、「○○天皇が・・・ に住んでいた」と書くのは間違いです。天皇が御所以外に住むことはないのです。 天皇を引退してから住んだ所は、御所ではありませんが、そこが「本宅」です。あえて言えば、皇居(御所)は「旧宅」ということになります。 皇居に住んで天皇(神サマ)でいる間は、建前としては五位以上の位を持たない人間や動物とは会えない(会話できない)し、ケガをしたり病気になったりしても適切な手術や投薬をしたりすることができませんでした。 つまり、非常に窮屈な暮らしを強いられていたので、位を降りて上皇などになるやいなや、皇居を去って別なところで別な暮らしをなさったのです。 でも「権力は手放したくない」いう人間のサガで、天皇の位を降りて皇居を去った後も、新たな邸宅で「院政」などをやっていました。
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