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粉体塗装に液体塗装を塗った場合の下地処理
crazy4ukの回答
実績から申しますと、粉体の上に溶剤塗料を使用する場合はウレタン塗料が最適と考えます。大手の建機メーカーなどキャビンの塗り分けは粉体の上はウレタンですので実績があります。(硬化方法が違うだけで基本的に近い塗料です。)他の溶剤塗料の場合は、使用している希釈溶剤(シンナー)の種類にも大きく左右されます。 サマーシンナーの様に揮発の遅い高沸点溶剤の場合、上に塗装した塗料の溶剤分が下の粉体塗膜に対して溶解しようとする時間が長く犯してしまう恐れがありますが、うまくいけば密着は良好となり、ウインターシンナーの様に乾きの早いシンナーですと、全く下の粉体塗料に食い込まない状態で溶剤塗膜だけが乾燥し塗膜間の層間剥離になります。 私の経験上粉体上にアクリル焼付けは聞いた事が無いです。粉体塗料は熱を加えて溶かして塗膜のレべリングを出し冷却してはじめて硬度塗膜となります。ですから塗膜完成後にもう一度塗装して乾燥炉を通す時に過熱により、ある程度焼き戻り現象にて粉体塗膜が柔らかくなります。ご使用の塗料は1コートで100mmμも塗膜が乗る仕様ですので、通常のアクリル塗量の5倍の量となり、その中に含まれる溶剤分も当然のことながら数倍になり、粉体塗膜に対するアタックも強いはずですので、何が起こるか解りません。 プライマーについては、溶剤用で透明色ですとミッチャクロンと言うのがありますが、かなりアタックの強い塗料で下塗膜を侵す危険が大です。結果から言いますとプライマーは使わないでウレタン塗料を使用するのがベストと考えます。
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