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エリートとオウム真理教

 個人的にオウム真理教がうまく整理できないんですが、その理由としてエリート意識の高い人間が宗教へ向かう現象って、よく考えたら、自分にも当てはまるのではないかと思いました。  未だに自分は自分のことを本質的には整理できないんですが、エリート意識の内面の複雑さは少しは理解できます。  質問としては、エリート意識と宗教の関係をどのように理解されますか?

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回答No.6

>個人的にオウム真理教がうまく整理できないんですが 宗教とはどのようなものとお考えになられておられますか。 麻原が唱えたオウム真理教を宗教とお考えになりますか、カルト( cult)とお考えになられますか。 >エリート意識の高い人間が宗教へ向かう現象 奈良時代に当時のエリート中のエリートであった聖武天皇が奈良の大仏を建立しています。 イランのリー・ハーメネイーはイスラム教の法学者であると同時にイランのエリート中のエリートである最高指導者です。 つまりエリートであることとエリート意識とは違いますのでご注意下さい。 >未だに自分は自分のことを本質的には整理できないんですが 「自分」とはなんでしょうか、どのように定義されますか。 >エリート意識と宗教の関係をどのように理解されますか? 関係があるともないとも言えます。 禅問答のような回答になりましたが、日本の法務省をはじめ世界中の治安維持にあたる組織の関係者は麻原を頂点とする集団が起こした一連の事件を集団による無差別殺人事件と看做しています。 麻原を頂点とする集団が自分達の集団を「オウム真理教」と名付けているだけだと看做しています。 無差別殺人を行う集団がなぜ結成されたのかという観点から調査検討をしています。 参考 「オウム」を生んだ日本の責務  編集委員 坂口祐一 2018/7/6 13:57日本経済新聞 電子版 抜粋 だがオウム真理教事件は終わっていない。それは世界の情勢を見回せばすぐ分かる。 「宗教」の名の下に繰り返されるテロ。 若者たちが短い期間でテロリストへと変容していく「過激化」。 不特定多数の人たちが集まる「ソフトターゲット」で繰り返される凶行――。 英・ロンドンやスペイン・マドリードで起きた駅や列車を狙った同時多発テロに、地下鉄サリン事件との関連を指摘する研究者もいる。 そして治安関係者が危惧し、最大の課題の一つと考えているのがNBC(核・生物・化学)テロの抑止である。 中略 たとえば米国は、2001年の同時テロを受け、第三者機関が事件に至る経緯を調査し、570ページに及ぶ勧告を出した。 オウム事件についても、事件後、ただちに日本に調査団を送り込んでいる。 地下鉄サリン事件の慰霊行事にはハーバード大学の大学院生らも参列していた。 小さなヨガサークルがなぜテロ集団と化したのか。若者たちがどうしてあの教団に吸い寄せられたのか。 地下鉄サリン事件の前に起きた松本サリン事件や坂本弁護士一家殺害事件を、警察はどうとらえ、どこまで情勢を分析し、情報を共有していたのか。 日本はテロの歴史に残る事件が起きた国として、これからもその教訓をくみ取り続け、世界に発信し続けていく責任を負っている。

nobound
質問者

お礼

 ありがとうございます。  「宗教」の名のもとに行われるテロ  国と敵対したことが大きな要因に思われますが、何で地域住民と仲良くできなかったんでしょうか?それでは風通しが悪いというか、日本の戦時中も連盟脱退から暴走したようにも見えますが。  基本的に、オウムが戦時中の日本に似ているとすると、戦時中の総括がなかなかできないことも関係しているのか、(最近は国体の分析もされていますが)幹部逮捕死刑が日本の敗戦とすると、今の教団がもう暴走する気力は無いようにも思えます。  結局集団として超未熟だったということでしょうか。

その他の回答 (9)

回答No.10

テレビで、国内に文献が無かったのに自分で製造法を開発してサリンを作った筑波大学大学院生だった死刑囚の話を見ました。 あれを見た限りでは空中浮遊を信じていたように見える。 超能力に関心を持つのは科学者として当然の態度だが、すなわちインチキであることが非常に多いという疑いは持っていないと素人のバカと同じだ。 エリートといっても学校で教えていることの成績は良く偏差値が高いが、 それ以外の世間の雑事にうとく、人間としての総合力では偏差値の低い奴であったということだろう。 そして、そもそものオウムなどにひかれた原因は女性にふられたことらしいのだ。 〈事件の裏に女性あり〉か。

nobound
質問者

お礼

 ありがとうございます。  ある種区切りがついてしまったのでしょうか。  あのバブルが弾けてもう失われて何十年になるのでしょう。  何が失われたかもまだよくわからない、混沌とした感じはありますね。  個人的には、高校までの決まった授業を受けるのは平気でしたが、大学の独特の自由が苦手だったのを思い出しました。確かにエリートも狭い世界に入り込みやすい気もします。

回答No.9

今、ちょっと検索してみると石原慎太郎とオウム真理教の関係が書き立てられていました。 これは知りませんでした。 私が聞いたのは別の国会議員との関係ですが、実はその議員の名前も忘れてしまっていて検索もできません。もらった資料ももう捨てていますし。 オウム真理がロシアから兵器調達していたのは知られていることですが、 ロシアと日本の政界に言ってはならないオウムの闇があったようです。 エリートについては、このままそれぞれの道で出世するよりも、もっと素晴らしい道があると判断したのでしょうね。 優れたインチキ超能力者なら科学者が見破ることは難しいが手品師なら簡単に暴けるそうで、アメリカでは大統領がそういう輩にだまされないよう助言する手品師がいるそうです。 オウムの麻原に目をくらまされたエリートもそんなことかも知れませんが、 (空中浮遊なんて子供だましを信じた馬鹿が多いのには驚きますが=テレビで超能力だの幽霊だのって番組が絶えないわけだ=、エリートはまさかあれを信じたわけではないだろうと思うので、それにもかかわらず麻原の宗教性理屈にだまされたのでしょうね。エリートは現実よりも理屈を重んじるのでは?) 麻原側近にまで出世すれば麻原のインチキは見えたはず。 それでも退団しなかったのは、ここまで出世しているから、このままいる方が良いという判断があったのでしょう。

nobound
質問者

お礼

 ありがとうございます。  そういえばロシアとの関係もありましたが、何でロシアだったかもよく解明されていないですね。  いまだにオウム真理教へ行く人がいるということ、そこにも理由がありそうです。魅きつける何かがあるのかもしれません。

  • NOMED
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回答No.8

つまり・・ 自らの価値観を自己の力で構築できないので、帰依してしまう心が構築(洗脳)されてしまったわけです つまりは、洗脳されている中で、帰依していない一般人よりも解脱を求め、実践しているオウム信者が優れていると刷り込まれていますから、エリート意識のそれです >理解されますか? ご質問は、どのように理解されていますか?であるので、私の意見です >今一はっきりわかりません はい それで良いと思います

nobound
質問者

お礼

 なるほど、オウム信者の方が一般人より優れているというエリート意識共通感ですね。確かに今の社会はダメである、劣っているという感じもありました。そして家族を受け付けないとか、一般人との関係を断ったことも大きかったかもしれません。  いろいろありそうですね。いい示唆をありがとうございました。

回答No.7

質問と離れますけど オウム真理教というのは単にサリン事件や弁護士殺人事件を起こしたというだけのものではないようです。 警察は発表してないので新聞はもちろん書きませんし、書籍でも書いているものは見かけませんが、 〈がんばろう日本!〉という人なら聞いたことないでしょうか?

nobound
質問者

お礼

 ありがとうございます。  「がんばろう日本」の所と関係があるのでしょうか?わからないことはわからないままで。

nobound
質問者

補足

 すみません。仕組みとして、「チップを送る」ボタンをなん十回押しても先に進まない(反応しない)ので、この仕組みやめてほしいです。

noname#263248
noname#263248
回答No.5

オウムにはエリートもいましたがそうでない人もいました 割合で言えば特別にエリートが多かったわけではなかったのではないでしょうか エリート向けに布教を頑張ったのはあるかもしれません どの層にも一定数でオカルト好きがいます そういう彼らの受け皿になったのがオウムが大きくなった理由と考えています なのでエリートと宗教には関連性がないというのが私の考えです

nobound
質問者

お礼

 ありがとうございます。  あの頃の入信の熱狂ぶりも、未だにわかりません。他の宗教より入りやすい何かがあったのでしょうか?時代の変わり目だったのかもしれません。

  • bardfish
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回答No.4

「エリート」というものについて理解が浅いと勘違いしやすいのかな? エリート目指して物心つく頃から勉強しろと言われ続けた人は有名大学合格がゴールとなってしまい大学の入学とともに目的を失って宗教にハマりやすいのかもしれない。 そして、そういうエリートを目指していた人の家というのはお金に余裕があると思われているから、金銭目的で信者を集める新興宗教のターゲットになりやすい。 そういう人たち(宗教の勧誘)というのは「自称エリート」の自尊心をくすぐるのが旨いからなんちゃってエリートは釣られやすい。 最近では「意識高い系」なんて言葉に踊らされて勘違いした人が多く発生したようですが、本当のエリートや意識が高い人なら他人の言葉で簡単に意見を変えたりすることはないと思っています。 どちらかというと、他人の話に耳を傾けて言葉として出てこない部分をうまく引き出して相手の意識を覚醒させるのがエリートと呼ばれるにふさわしいのかもしれない、自分の意見と食い違っていたとしても相手に強要はしないと思います。 自分でエリートと言っている人は実はエリートという言葉に憧れているだけの自己中で偏屈なだけなのかもしれません。 そのへんは人それぞれなので断定はしませんが、少なくともそう公言しているような人の言葉は鵜呑みにはしないですね。話の半分は疑いを持って自分の中で改めて咀嚼してからもう一度話を聞くのが一番です。 そうするとなんちゃってエリートの人だと簡単にボロを出します。 オウムが社会問題と認識される前に麻原が選挙(国政選挙なのか地方選挙7日忘れましたが)に出たことがありますが、その時の選挙可動は正気を疑うものばかりでした。 街頭演説かと思ったら歌を歌ってそれで終わり。 周りには信者たちがアイドルのバックダンサーみたいに踊っているんです。 探せば当時のニュース映像が動画で見られるかもしれませんよ。

nobound
質問者

お礼

 なんちゃってエリートの折れやすさはよくわかります。そこにつけこむんでしょうね。オウムの修行もどこまでが伝統仏教的で、どこからが歪んだ電流、薬物的なのか、外からはよくわかりません。しかも一時期は一万人くらい入信していたという現象の理由などもちゃんと評価されているのでしょうか?もしかすると努力型修行が、エリートの生き方にあっていたとか?    確かに選挙運動は変でしたね。あの頃の内部状態も興味深いです。  ありがとうございました。

回答No.3

よく言われてきた通りエリートは考え方が偏っていて、勉強は出来るが洗脳されやすい。またそのような天才を教団は入信すれば高い位置に付け、うまく騙したようです。自己啓発セミナーとして開業しているときに信者を集め自分は最終解脱をしたと空中浮遊した写真や説法を聞かせ信用させる。ハルマゲドンや最終戦争でノアの箱船に乗せるなど夫婦して口車に乗せたのでしょう。凡人なら阿呆かと思うことでも頭がいいから曲解してしまったのも一部あると思います。宗教って悩みや自己のありかた持ち方、うまく誑し込むやり方が多いんですよ。

nobound
質問者

お礼

 ありがとうございます。  カルト宗教はそうですね。エリートが考え方が片寄っていて洗脳されやすいというのは、まだよくわかりません。ピュア性もあるかと思います。  

  • nekosuke16
  • ベストアンサー率24% (903/3668)
回答No.2

刺殺された阪大卒の村井秀夫やVXガスに絡んだ土屋正実をはじめとして、オーム真理教を構成する面々には、医師免許を持つ者など、それなりの学歴と頭脳を持つものも多かったのは事実。 ただ、エリートとは違う。 さらにエリート意識と宗教との関係性の中で、精神的、観念的な宗教という世界観の中にあって、現実に、VXガスやサリンの生成の為のプラントの存在を知りながら、そうしたエリート然とした面々が粛々と作業をしていたものとするならば、そこにあるのは宗教ではなく、大量殺人を目的とするテロ以外の何者でもない。 貴方がオーム真理教について、うまく整理できないのは、その事件をニュース等報道を含めて、実際に目撃しておらず、また、その事件を肌で感じる状況にいなかったからだと思いますが、坂本弁護士殺人事件から松本サリン事件、地下鉄サリン事件という経緯の中で、はじめは何かが起きているという感覚から、明らかに何かが起きているという確信に変わり、それが地下鉄サリン事件で、その実態が明らかになった。 そして、この一連の事件の経過と同時期に生き、その感触を知る世代にとっては、オーム真理教は、テロリスト集団以外の何者でもない。 今、公安を含めて、一番恐れていることが、貴方がそうであるかどうかは別として、この事件の真実を知らない若い世代が、ヨガなどを通じて道場やなどに通い、かつてのテロの中心人物である麻原彰晃こと松本智津夫の姿に、どの様な違和感も警戒感も持たずに善人として受け入れること。 村井秀夫は、表面上、とても穏やかであり、尚且つ、物静かな物言いの人物でしたが、現実の顔は、地下鉄サリン事件で6000人を越える被害者を出したオーム真理教の実質No.2という立場。 羊の顔をした獣であるオーム真理教という組織は、貴方の知りたいエリート意識と宗教との関係性とは、まったく無縁の、単なるテロリスト集団であり、国家転覆を図る暴力集団以外の何物でもなかったと思いますよ。 つまり、オーム真理教と人々の安寧を目指す宗教とは無関係どころか、むしろ、対立軸にある存在といえると思いますよ。

nobound
質問者

お礼

 非常によくわかります。オウムは我々に見せていた表の顔と裏の顔があって、我々は裏の顔がほとんどわからないので、本質がわからないということ。どこまで裏の実体が解明されたのか?(そういう本などは出ているのでしょうか?)  やったことはテロ行為であるし、それを宗教行為、ポアととらえるのはやはりおかしいですね。  ありがとうございました。

  • NOMED
  • ベストアンサー率30% (522/1726)
回答No.1

目的と手段の関係かと思います 人の役に立ちたくて、何ができるだろう、なにを自分がしたいんだろうと、考えた末に医者になる・宗教家になる・科学者になるのが手段だとしたら、洗脳は、目的の書き換えを行います まずは、相手の価値観をぶっ壊して、そこに知識(宗教観)をすり込んで、価値観を再構築していくことで、新たな目的と手段(知識・能力)が結びつきます あの時代奇しくも、今では考えられないことですが、医者あまりの時代です ※1980年代半ばころから、医学部の入学定員が削減されるようになり、医師の急増に歯止めがかかった http://www.geocities.jp/yamamrhr/ProIKE0911-175.html 逆にこの時代、自らの価値観を自己の力で構築していた若者が「新人類」や「おたく」と呼ばれていました ※「新人類」としてマスコミによって取り上げられていた代表的な人物として、秋元康、尾崎豊、北尾光司、石橋貴明、清原和博、戸川純、いとうせいこう、みうらじゅんなどが挙げられる https://cragycloud.com/blog-entry-921.html どちらの道にも選択できなかった若者(エリート?)は、自分は必要とされているのか?と考えたときに、洗脳が近づいてきたと考えると合点がいくと思います また、この時代のエリートはいわゆる「受験戦争」時代の若者で、将来の目的よりも受験戦争に勝って、エリートになることが目的で、その手段(課程)の中で能力だけが身についたと思います もともと、人とよりも優れていたいというエリート意識が洗脳により再構築され、人類救済の宗教家として、人よりも優れた行いをしているという意識に転化されたと思います

nobound
質問者

お礼

 回答ありがとうございます。  難しいですね。人より優れていたいというエリート意識が、宗教家として優れた行いをしたいに繋がるのかどうか。どちらかというと、エリートは人の上ですが、帰依は人の下につくことのようにも思います。  「おたく」はまた難しい概念で、今一はっきりわかりません。

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