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トヨタTS050Hybridのシステム
先日、ル・マン24時間耐久レースにて優勝したトヨタのTS050Hybridですが、搭載されているTHS-Rというハイブリッドシステムの構成図を見ると、プリウスを始めとした市販車用のシステムであるTHS-IIやレクサスのマルチステージハイブリッドとはまた違い、まるっきりパラレル方式であるかのような感が否めません。 少なくとも、インホイールで4基、トランスミッション内に1基のモーターがあるようですが、THS-IIのようにプラネタリーギアを使った動力分割機構は無いようです。 で、質問ですが・・・ 1.ずばり、THS-Rは市販のハイブリッドシステムとは、どう違うのでしょうか? 2.今後、THS-Rが市販車に(ホモロゲーションでは無く)搭載される可能性はあるのでしょうか? 3.むしろ逆に、TS050の後継マシンが、THS-IIやマルチステージハイブリッドに近いシステム、またはそれらの改良型を搭載する可能性はあるでしょうか? ご回答頂けたら幸いです。よろしくお願い致します。
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- t_ohta
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1. 現行市販車のハイブリッドシステムはエンジンが苦手とする停止状態からなどの加速時をモーターで走行することで燃費効率を上げる事が目的のシステムです。 レース用のハイブリッドシステムはエンジンで走行しながら更にモーターの駆動力をプラスして最高出力を高めることが主たる目的のシステムで、基本的にエンジンが止まることは想定されていない仕組みになっています。 2. 市販化が正式に決まったようですよ。 https://carview.yahoo.co.jp/news/newmodel/20180618-10318727-carview/?mode=full 3. レースの世界はハイブリッドから電動化へシフトしつつありますし、単に燃費向上だけを目的としたシステムを採用する事は無いと思います。
- arxtest
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専門家でもないので個人的見解ですが A1.市販向け一般ユーザーでなおかつ幅広い環境下で利用するハイブリッドシステムとレースにて使用するハイブリッドでは求める物が違います。なのでTHS-Rは充電効率・加速効率に特化したシステムであるのに対し、THS-II等は安全性能・環境適応・耐久性等に尚且つコストにも目を向けて生産されています。 A2.ホモロゲーション以外ではあり得ないと思います。A1の回答のように市販車で公道を走る目的で作ったシステムでは無いからです。数百キロからのフルブレーキング時の回生能力とか市販車には必要ないシステムですしね。 ただし、レースで培った部分を市販へ応用等はあるでしょう。そうやって市販のTHS-IIが熟成されたり新システムが生まれたりします。 A3.レース専用シャシーであることから無いかも知れませんが、市販車ベースとかのレギュレーションのレースであれば可能性はあるでしょうね。 そこからレース用THS-Rへ応用などはあると思いますが。
お礼
ありがとうございます。 ・・・レースに特化したハイブリッドであるから、市販車とは使用目的ががまるっきり違うと言うことですね。 ハイブリッド車は、「燃費の良さ(≒CO2排出量の低減)」ばかりが注目されていますが、もう少し市販車寄りのシステムだったら、「走り」の面でもフィードバックは容易なのではないかと考えたんですが・・・。
お礼
ありがとうございます。 かつての「グランドエフェクトカー」みたいに、到底市販車へのフィードバックが難しいようなシステムでなければよいのですが・・・。 TS050の市販化、結局は市販へのフィードバックをアピールする為のパフォーマンスのような気がします(多分、台数限定になるでしょうね)。 >レースの世界はハイブリッドから電動化へシフトしつつありますし ということは、日産e-POWERのようなシリーズ方式が主流になるって事なのでしょうかね。