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プレハブ住宅の柱
娘夫婦が、プレハブ住宅の建築を検討中で、建築現場見学をしました。木質軸組み工法のプレハブです。 私も、だいぶ以前ですがプレハブ住宅の営業経験があり、同行してみましたが、当然昔と変っている点が多々ありました。中でも、柱について疑問がありましたので、どなたか教えていただけますか。 (1)積層式:すべての柱が、4層の積層材になっていました。営業マンの答えは「1本の柱に比べ、強度が均等化されるので」とのことでしたが、これは現在では一般的な工法なのですか。 (2)通し柱:2階までの通し柱がどこにあるかを尋ねたところ、「通し柱は、梁を継ぐために欠きが集中するので、強度が弱くなることが最近判り、他の工法に変っている」とのことでした。 数千年の木造建築の歴史が、そんなに簡単に変るのかとも思うのですが、羽子板ボルトが多用されるようになったり、工法が変っているのも判るので、そうかなとも思うのですが。
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大工のせがれです。 まず積層式の柱なんですが、これは一般的に集成材と呼ばれている柱のことと思います。表面に化粧材を貼り付けてありますので見た目は大変きれいで、普通の人には本物の柱と見分けがつかないと思います。またコストも本物の柱より安く、将来に渡る反りとか歪みも少なく、強度も強いいと思います。 ただ当然住む人にとっては本物の柱が良いわけですが、ハウスメーカー系のローコスト住宅ですと柱は集成材が一般的なのではないでしょうか。 次に通し柱なんですが、某東○○ハウスでもこの様な仕様になっていると思いますが、これは私も多少疑問に思っています。それでも梁を掛けるため柱の断面が欠けていてもやっぱり通し柱はあったほうが良いと思います。 一般的に大手のハウスメーカーは、熟練の職人がいなくてもなるべく簡単に工事ができるよう色々な工法が考えられております。これが木質系の在来工法のメーカーにおいても同じです。見ていて本当にそれで大丈夫と心配したくなるような納まりでも、国土交通大臣認定の工法であったりします。であれば大丈夫のはずなんですが、私はやっぱり昔からの大工の棟梁が作る家が好きです。 それと補足なんですが、集成材の場合、木を接着させるために当然接着材を使います。これが話題のシックハウス症候群にどの様な影響があるか注意する必要があると思います。それから最近の木造は羽子板を含め金物を多用します。これを止めるのに釘ならば良いのですが、ボルトで止める場合、木は時間経過と共に必ずやせます。そうするとボルトはユルユルになってしまい全く利かなくなってしまう場合があります。いまはスプリングが付くなどその対策されたものもありますが、ちょと古い建物ですと結構ひどい状況のものも見たことがあります。すこし気を付けたほうが良いと思います。
お礼
私は、プレハブではなく在来工法を薦めたいのですが、工事中手がかからないことが第一条件のようで・・・。それに、手のいい大工さんを探すのも難しく、はずれると大変ですし・・・。 で、せめて木質軸組みのメーカーで、と思っているものですから。 又、>木を接着させるために当然接着材を使います >ボルトはユルユルになってしまい のご指摘の点も、かなり気になっています。 まず、各メーカーをじっくり研究してみます。 ありがとうございました。