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内径が突発的に大きくなる理由と対策について
- 量産の製品の加工をNC旋盤にて行っており、内径の寸法が一定個数を迎えると突発的に約0.20大きくなります。突発的な大きさの理由はまだ分かっておらず、対策としてシャンクを超硬に変えたり、油を変えたり、チップを変えたりすることを考えています。
- 刃具の補正は命数を迎えると-0.400~-0.600という数字になります。他の刃具には問題がなく、設備の問題ではないと考えられます。緊急性はないため、まだ対策に着手していません。
- 刃具の摩耗によって寸法が変わると考えられますが、シャンクの径が12.0で突出しは25.0なので、0.4~0.6も大きくなるか疑問です。また、ビビり音がするほどの大きな変化もないようです。皆さんの考えを教えてください。
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母材がサーメットなら0.2大きくなるような構成刃先は付きにくと思う また、構成刃先が大きくなると脱落するので寸法のばらつき、面粗度の低下など、が出るはず WPMT型のチップってセンターネジロックとチップとホルダーの接触形状から 不完全な固定イメージを個人的に持っている 送り方向により刃先が動いているのではないか? 例:ワーク形状を知らないので想像 内径を削り奥の面に到達すると接触距離が多くなり切削抵抗がXプラス方向に一時的に増加する また、奥の面をXマイナスに送ると切削抵抗がXプラス方向に加わる ある程度数を削って出るのなら切れ味が落ちて、その力が大きくなったと推測できる チップの当たり面が若干ヘタったりすると顕著にあらわれることがある (シャンクも新品交換しているようなので、違うかもしれないが・・・) 対策 送り方向を変える パス数を増やし切削抵抗を減す ノーズRもおっしゃるとおり切り込みからすると大きい 言い変えれば切り込みが少ないとなるのですが このワークサイズで切り込み0.2は妥当だと思います ノーズRを小さくすれば、送りは落ちるし、チッピングのリスクも上がるので ノーズR、切り込み現状のままで、チップをより切削抵抗少ないのにすればどうでしょうか? 例えば型押しブレーカーでなく、研磨品にするとか(価格は上がるかも)
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すぐに思い付くのは構成刃先です。 ---------- http://www.monozukuri.org/mono/db-dmrc/cutting/basic/built-up_edge/build-up.htm ---------- 参考になれば幸いです。
お礼
アドバイスありがとうございます。 構成刃先も考えたのですが 0.2の寸法変化となると0.1の融着となるのですが 刃具を見ても触っても融着している様子は無いのです。 もう少し観察してみます。
補足
アドバイスありがとうございます。 WPMT型は確かに不安定感はありますね ワーク形状はおっしゃる通り 【全長20.0】-φ24.0(L寸8)のφ18(L寸12)の貫通の段付きです。 材料がφ17ストレート貫通からの削りだしとなりますので 仰られるメカニズムも妥当性があります。 一点ここで気になったのですが、 ノーズR0.4で切込0.2というのは現在使用しているチップの様な三次元ブレーカーだと(削る)というよりも(滑る)というイメージの方が強いのではと思っており という事は、この様に切削抵抗が強い状況であるならばアドバイスして頂いた現象も起こりやすいのかな? と思ったのですが如何でしょうか? (提案して頂いた「パス数を増やし…」という事に反しますが) 対策として切込を増やすというのも手だと思いますか?