計測器の精度と繰り返し精度についての考え方

このQ&Aのポイント
  • 計測器(斜度計)の精度と繰り返し精度について
  • 斜度計の精度は角度までの誤差で、0.05度の精度がある
  • 繰り返し精度を考慮すると、0.10度までに入れる必要がある
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計測器(斜度計)の精度と繰り返し精度の考え方

斜度計があります。 これについて、ある角度までの精度は(例えば10度で)0.05度です。 また、繰り返し精度も0.05度とあります。 この斜度計を10度状態で校正する場合、0.05度までに入っていなければいけませんか? それとも繰り返し精度も含めた、0.10度までに入っていればいいのでしょうか? 精度が0.05度あるのだから、裕度は0.05度。 しかし同じ面を繰り返す事もあるのだから、繰り返し精度を足した0.10度までに入ればいいのでしょうか? なんだかよくわからなくなってきました、宜しくお願いします。

noname#230358
noname#230358

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noname#230359
noname#230359
回答No.1

繰り返し精度とは、一定であることが確かな量を繰り返し測定した場合に、 どの程度安定に測定できるかを示す指標です。 お問い合わせとは無関係な測定器ですが、仕様をみると、精度が±2%以内 であるのに対して、繰り返し精度は0.5%以下のように、繰り返し精度の 方が狭い範囲であることが一般的と思います。精度と繰り返し精度が同一 値の場合、繰り返し精度についての仕様は、あまり意味を持たないでしょう。 お問い合わせの校正は、精度の仕様である0.05度を判断基準とすればよさそ うに思います。 なお、デジタル表示の最小単位が、0.05度のばあい、量子化誤差の0.05度を 考慮する必要があることも気にかかります。製造元に、仕様の解釈の仕方を 確認することが望ましいように思います。 JIS Z 8103 計測用語の内容を確認してみました。 「精度」とは、測定結果の「正確さ」と「精密さ」を含めた、真値との 一致の度合いを示す概念です。 ここで、「正確さ」は、繰り返し測定した場合の平均値と真値との差が 小さいことを表し、「精密さ」は、繰り返し測定した場合のばらつきが 小さいことを示します。 JISどおりの用語の解釈であれば、「精度」には、繰り返し測定のばらつき も含まれることにもなります。 従って、前述のとおり、校正では、精度の仕様である0.05度を判断基準とす ればよいと考えて問題ないでしょう。 とはいうものの、JIS準拠を謳っている測定器でなければ、用語の解釈がJIS どおりとは限りませんので、メーカーへの問い合わせをお勧めしたという次 第です。 JIS検索サイト  http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html

参考URL:
http://www.topcon-techno.co.jp/products/contents/8.html
noname#230358
質問者

お礼

どうも親切に詳しく教えて頂き、有難う御座いました。 納得出来ました!

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