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SUS304溶接部品の酸洗いやショットブラストの理由と効果について
- SUS304の溶接部品には酸洗いやショットブラストが行われます。これは、溶接後に生じるクロム炭化物を除去し、耐食性を向上させるためです。
- 酸洗いは酸性の溶液を使用して溶接部品表面の酸化皮膜や不純物を取り除くプロセスです。これにより、耐食性を高めることができます。
- ショットブラストは高速の鋼球などを溶接部品表面に噴射し、表面の酸化皮膜や汚れを除去する方法です。これによって、溶接部品の表面を清掃し、耐食性を改善することができます。
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物によっても違うのですが、圧力容器などでステンレスの溶接部の 酸洗いを行うのは、溶接焼け(溶接スケール)除去の目的が多いです。 溶接焼け除去は美観の観点も大きいのですが、主目的は質問者さんが 述べられているように、スケールに含まれるクロム炭化物などを除去し、 耐食性を戻す(溶接部以外と同等にする)意味が大きいです。 なお、酸洗い後に酸化皮膜もなくなりますが、酸素の供給が十分であれば 再形成されます。 ちょっと、表現が不適切な部分がありましたので、誤解を招いたようです。 追記させてもらいます。 スケールは、下記の理由により耐食性が低いです。 1.スケール中には、クロム炭化物以外にもFe2O3、FeOなどが含まれる。 Fe2O3、FeOなどは耐食性が低い。 2.クロム炭化物が生成されるということは、クロムが消費されるので スケール中にクロム含有率が低い箇所がある。 この部分は耐食性が低い。 したがい、耐食性の低いスケールを取り除いて耐食性を戻すと考えてください。
SUS溶接はアーク溶接あるいはTIG溶接ですか? TIG溶接+酸洗い(ショットブラスト)が一般的だと思いますが、後処理の一番 の理由は美観です。 酸洗いやショットブラストは表面硬化層を除去する効果はあるので、回答 (1)さん提示の応力腐食割れの防止にも効果はあると思います。 しかし応力腐食割れを防ぐ意味では表面の除去加工や熱処理の方が効果的で あると考えます。 追加しておきます。 http://www.akita-kagaku.co.jp/details/009.html 下記サイトの応力腐食割れの項目を参照下さい。 http://tri-osaka.jp/group/kikaikinzoku/hyoumen/surface/corrosion/Sato1.htm 熱処理による応力除去の項目を参照下さい。 http://www.tobu.or.jp/yasashii/yasashii.htm 応力腐食割れは腐食環境下で応力が発生する部位で生じます。防止するには 腐食環境を除くか、残留応力などによる応力を低下させることです。 どれ位の効果かというのは難しいですが、溶接ひずみのひずみとりとして 熱処理(組織改善)すれば残留応力をかなり取り除けます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 溶接方法は、アークです。 ちょっとした、部品を固定するブラケットなので、 熱処理(しょうとん)などせずに使用しています。 ご存知なら教えて頂きたいのですが、 熱処理有無で、応力腐食割れの効果はどれくらいちがうのでしょうか? ありがとうございました。 ご回答ありがとうございます。 今回の使用環境では特に問題なさそうです。 非常に勉強になりました。 今後は使用環境をチェックした上で、最適な処理を 考慮して設計します。 ありがとうございました。
応力腐食割れ http://www.engy-sqr.com/kaisetu/topics/SCC.htm を 防ぐため サスは比熱が悪いため熱勾配で発生する応力により 溶接後ほ放置しておくと自然に割れます そのため たまった応力を 開放するために 酸洗 ← たまってるところを 溶かしてしまえ ショット ← 振動させ分子レベルで 並び替えを起こすことで応力開放 します ステンレス 応力腐食割れ で探すといっぱい出てきます ※ステンレスに限らず 熱勾配ができると割れたり歪んだりします
お礼
ご回答ありがとうございます。 ネットで色々しらべてみます。 ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 1つ質問させてください。 クロム炭化物があると、なぜ耐食性がおちるのでしょうか? (自分で質問に記載して、質問するのも変ですが・・・) もし、ご存知であれば、おしえていただけませんでしょうか? ありがとうございました。 ご回答ありがとうございました。 またご指導お願いします。