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ニッケルクロムメッキ処理品からニッケル部分を除去
- 耐食性を目的で部品にニッケルクロムメッキ処理をしています
- 不純物浸出試験で基準以上にニッケルが析出しました
- ニッケルメッキのみを分解してクロムメッキは侵さない処理方法を求めています
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部品内部へのメッキですと電気ニッケルではなく無電解ニッケルではないかと推察してコメントさせていただきます。 無電解ニッケルメッキ皮膜は非常に耐食性が高く、温水で析出するかなぁというのが正直な感想です。 そこで私が疑うのは、 「部品内部に滞留部(液が溜まりやすい部分)があり、そこにメッキ液が残っていたのでは?」 という点です。 この部品へのメッキの順番としては、(無電解)ニッケルしてから(電気)ニッケルクロムメッキしていると推定します。 内外ともにニッケルを10~20ミクロン程度メッキして、その後穴だけふさいで外側をニッケルクロムメッキしているのではないかと。もしかしたら穴も塞いでないかも。電気メッキはうまいこと電極を作らないと穴内部には入りにくいはずです。これは、電気ニッケルの下地処理に無電解ニッケルを使用するケースがあることと、無電解ニッケルはメッキ温度が高いので業者さんはマスキングを嫌がる傾向にあるからです(あくまで私の所見です)。 表面に残ったメッキ液は温度が下がると反応が止まります。そのまま乾燥するとニッケルイオンが溶出するような嫌らしい奴に変質するような気がします。 (たまに洗浄不足のままメッキ品を熱処理してしまうと、メッキ液が変質した緑色のネバネバくんが成長したりします。皮膜も痛みます) 当該部品は黄銅なので熱処理はしていないと思いますが。 ということで、私のお奨めは全面無電解ニッケルです。 もちろん、メッキ後に十分中和や純水による長時間の浸漬洗浄が必要です。 残念ながら見た目や耐摩耗性はニッケルクロムより劣ると思いますが。 無電解ニッケルメッキ擁護の立場でのコメントですので、あくまでご参考まで。
ニッケルだけをはがす方法は難しいでしょう。 まず、マスキングが必要です。かなり手間のかかることです。 そしてニッケルを剥がすことになりますが、内面のニッケルが はがれているかの確認が難しいですね。 むしろ、ニッケルめっきをしない方法で、クロムをつけては どうでしょうか。現在ではニッケルフリーめっきがあります。
- 参考URL:
- http://hikifune.com
お礼
回答ありがとうございます ニッケルフリーメッキを調べて可能か検討します
お礼
回答有難うございます 内部の穴はストレートですよって液の残りはなかったと思います 無電解ニッケルについて調べてみます