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測定機器の校正と管理方法について
- 当社の測定機器は校正のかかったものは品質管理課に保管し、工場内の作業員が使用する検査機器は未校正のまま使用されています。
- ISO規格においては、工程内の測定には校正済みの機器の使用が望ましいとされますが、当社はISO取得の予定はありません。
- 専門的な方のアドバイスを頂ければ幸いですが、測定機器の管理方法について教えていただけないでしょうか?
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回答(3)さんの答えに近いですが… 先ずは、「校正」「点検」の違いです。 校正…定期的(半年、1年等)に点検、補正するもの …NGであった場合、前回の校正後からその計器を用いて生産した品物がNGでない事を証明しなければならない 点検…設備などと一緒で、使用前(始業時など)計測ならゼロ点確認とか行なう まずは、御社の製品の品質管理工程図の規格項目が何かになります。 規格項目を測定する物は、必ず校正済みの計測器を使用し、どの計測器を使用したか記録を残さなければなりません。 気持ち的には、最終検査で校正済みの物を使っていれば、OK(流出しないから)ですが、 ISOの中には、品質向上運動もうたわれてます。 ので、たとえ流出防止策が出来ていても、工程内で精度が狂っている計測器を使用して、きちんとした製品ができるわけない→結局は、計測器関係は全て、「点検」「校正」することになってしまいます。 但し、他の項目で出来栄えが判断できれば不要です。 小生の経験では、 洗浄工程で洗浄水の圧力を最初規格値に入れ、圧力計も校正していました。 同時に洗浄の最終工程でテープテスト(出来栄え)も規格値としていました。 ある時の内部監査で、「洗浄工程は、最終的にテープテストで合格していればよいのだろう。あまり規格でガチガチにすると作業者がかわいそう」 というアドバイスを受け、 洗浄の圧力を目安値という形にしました。 目安値ですから、当然圧力計の校正もやめました。 結局は、何をどの頻度でどのように行なうという内部規格を決め、その決め事を守っていればISO上は問題ないということです。 (でも社外に不良を出していいとは言いませんが…)
校正するしないは以下を満足できればISOへの適用は可能かと思います。 ・社内規定のルールで校正除外できる規定となっていること。 ・校正するもの、除外するものは、シール等で区分していること ・校正対象外は、生産における製品品質への影響のない使い方をしていること です。 良く校正対象外とするのは、品質部門が不具合解析に使うオシロとかは 規定で明確にしていれば可能です。 逆に設備の始業点検に用いる測定器は校正対象となります。 上記のお話で工場内で作業員が未校正の測定器を用いていても、 校正されている最終検査ですべてOK/NG判定ができる裏データがあれば ISO上はクリアは可能です。 たとえば、最終検査以外で未校正での測定器を使っていて、それが許容範囲外のNGでも、最終検査では関係なく、NGならNG、OKならOKとなれば 大丈夫です。 逆に最終検査でその項目を検査していないとNG品(未校正のために、許容範囲を離脱した製品)が流出する恐れがあれば、これは問題となり、ISO的には不適合となります。 ただしISOの審査官でかなり開きがありますので、校正費用が許されるなら校正しておくことがベターです。
計測器の管理の基本は 直1 直後です 生産前に校正 生産後に校正
お礼
お忙しい中、回答有難う御座いました。 基本はそうゆう事ですね!!
現場ノギスやマイクロも当然校正が必要でしょう。 自分の経験では 色分けです。赤、黄、青の3色でマーキングし工場内の壁にデーンっと 色の意味を張っておきました。
お礼
お忙しい中、回答有難う御座いました。
お礼
お忙しい中、回答の方ありがとうございました。 工場内の検査機器の数が多いため校正ができかねていました。 GUCHIさんの意見を参考にしてこれから考えてみます。