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計測機器の校正期間に関する質問
- ISO規定による校正期間は3年に一回であるが、特定の顧客からの要求で年1回にするよう言われた
- 校正期間の基準は組織が決めるが、ISOには基準がある
- 校正期間は顧客が決めるものではなく、組織が決定する方が管理がしやすくなる
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一般論から言って校正間隔に決まりはありません。しかし、ISOでは次のように要求しています。「7.6監視機器及び測定機器の管理」で・・前略、後半部分で・・「さらに、測定機器が要求事項に適合していないと判明した場合には、組織は・・」。この部分を読めば分かりますが、「3年後の校正時に問題が発覚した場合、これまでの計測結果は信用できないですね。その場合、結果の妥当性をどう担保するのですか?」ということになります。私は機械系のエンジニアではありませんからノギスとかデプスゲージがどのくらいの範囲で狂うのか良く分かりません。また、質問者さんの言われる校正が、いわゆる国際標準器とトレーサビリティの取れる厳密な校正で、それ以外に毎月、あるい使用前に定められた手順で「社内で決めたサンプルを測定し、その記録を残している」などということであれば全く問題ないと思います。 ただ、特定顧客の要求に合わせて管理を変えるのはナンセンスですので、3年の校正期間であっても結果の妥当性が担保出来ていることを説明して納得させるか、出来ないなら妥当な期間に短縮するように見直されればよいと思います。『「使用前点検(して記録を残す)」と「3年に一度」の国際標準器とトレーサビリティの取れる校正を行う』ということでも良いんじゃないでしょうか。
ISOの基本的な考え、自社の規定を俯瞰して顧客に対して何を提供するのかといった観点で計測機器の管理基準を見直すと良いと思います。特定の品質を保証する製品を安定して供給する為に基準を決めているもので、校正頻度はその品質にどの程度影響するのか。計測器の精度や誤使用で製品に問題があった場合を考えて(校正回数が多いといってもいいわけにはならない)可能な限り簡便にするべきかと思います。 まずは計測器の利用者に日常点検(使用前点検)を義務づけるなど教育訓練によって保全が効きますし、極端な話「落下」させたり力を掛けすぎたりして明らかに誤差を生じたかも知れない状況で使われては校正期間は意味がありません。 一般的には審査官向けに基準を明示して履行されているかどうかのチェックを受けますがそんなことはどうでも良く、校正のルールも含めてどう品質を保証し続けるかつくり続けられるか、だと思います。 外部メーカーなどへの校正はノギスなどものによっては10年でも問題ないことが殆どです。問題は事故をおこした測定器を使い続ける製品へのダメージだと思います。製造に利用する計測器、製品の検査などの判定に利用する計測器の管理区別もあるでしょうし、利用頻度を考えて、ですが社内でブロックゲージや自社製治具などで使用前点検するなどのアイデアもあります。半年、1年程度の社内校正で問題が見つかれば現場用に廻すとか、メーカーへの校正依頼は可能な限り少なくしてはどうかと思います。修理は依頼すべきですが。 顧客にデータ要求されるから、もデータを改ざんする事件がある位で、本来の「何をサービス」するのかが基本だと思います。
お礼
お忙しいところ有難うございます 一部私が勘違いしていることがありました 弊社は 1、校正を外部機関に3年/1回出しております また 2、使用前点検で機器の破損・消耗度のチェックをしております つまり今回の問題は 1,2間の中間期間(周1回/月1回の頻度で)に測定器の精度誤差を防ぐ手立て たとえば基準器(ゲージブロック等)により 精度誤差・補正の必要性を確認する手立てを 付加すれば良いのではということが分かりました 早速、皆で検討してみます 参考になりました 以上です
お使いの測定機器の使用頻度はどの程度ですか? 今の職場は機械加工と組立てなのでマイクロメータなどは3群にわけて4ヶ月に1回社内標準(ブロックゲージ)で校正しています。そのブロックゲージは3年(ちとあやしい?)だったかロングタームで外部機関でチェックしています。 以前の職場は、電子部品・電子機器の製造だったのでマイクロメータは使用頻度と扱いがハードでない為1年に1回だったか2年に1回だったかでした。 顧客要求事項なので厳しいですが過去の使用実績(3年に1回の校正でどれ位狂っていたか、使用頻度と扱いがどうであったかなど)を示して3年に1回で大丈夫といえるか、また1年に一回にするとどういうデメリットがあるか(外部機関でチェックすると費用がこれ位かかりますとかetc)客観的データを顧客に示して今までどおりでやるとか妥協して2年に1回にするとかの道はあると思います。相手がISO認証企業なら客観的データをもとに論理的に説得してみて下さい。これができないならお客の言うとおりにするしかありません。もしそれで費用負担が増えるならばその分の値上げはお願いするとして(こちらは下請法の関係で攻める)成功をお祈りしています。 すみません肝心の答えを忘れていました。 A1:期間の標準などありません。1年に数回しか使わないのに毎年校正するか、あるいは測定値に絶対に間違いがあってはならない重要なものなら年に1回でも不安でしょう。すべて御社のリスクに対する捕らえ方と使用実績、校正実績で決めるべきものです+顧客要求事項 A2:顧客要求事項はかなり重視されなければならないでしょう(顧客満足の点からも)でも先に書いたように交渉の余地はあるでしょう?受注時に御社で実現できない仕様を要求事項だから受けるなんてしないでしょう?それと同じですよ。
お礼
的確なアドバイス有難うございます ヒントが見つかりました 早速、皆で検討し規格の改善 標準化を図ります ポイントが理解できました 1、外部期間による校正 (実施済み:3年/1回) 2、使用前点検(測定器の破損確認)(実施済み:毎日) 上記以外に精度誤差・補正のタイミングを図るため 基準器(ブロックゲージ等)による測定誤差確認を 中間期間(週/月/年)いづれかのタイミングで 実施すれば解決するのではないか? が理解できました 早速検討しますお忙しいところ 有難うございました 以上です
デジタルノギスの校正期間が3年は長すぎると思います。通常は1年ぐらいだと思います。自分の担当しているのは6ヶ月ですが。 うちでは現場の人が校正をすることになっています。品管ではやっていません。
お礼
早速に有難うございました 皆で再度検討します 有難うございました
お礼
早速に有難うございます 以下の通りに改善します 1、『国際標準機とトレサービリティー』の取れる校正-3年 ここでは、測定器本体と基準器(ゲージブロック等)の校正を行なう 第三者機関によるもの 2、『半年/1回』の基準器(ゲージブロック等)を使用した校正 ここでは、基準器を利用した測定器の計測確認による社内校正 3、『使用前点検(ほぼ毎日)』による測定機器の確認 ここでは、測定器のジョウ・アンビル・プローブ等の破損 測定器本体の破損が無いかの確認 上記3段階によって測定器の状態確認や精度誤差の修正・又は補正 いわゆる結果の妥当性を確認し 管理してみようと思います 以上です