アナログノギスの校正について

このQ&Aのポイント
  • 最大600mmまで測定できるノギスに対して、フルスケール(600mm)のブロックゲージで校正/点検しなければいけないというような要求が、ISO9001及びJISであるのかどうかを教えていただけないでしょうか(ISOではないとは思うのですが)。
  • 350mmまでの校正で問題がない、審査員に言い訳できる言い回し方などがあればこちらもご教授いただけないでしょうか。
  • 外部校正というのも考えてはいるのですが、器差事態が0.1mm以上あるので必要性が疑問です。
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アナログノギスの校正について

ご教授ください。 長尺ノギスの校正についてです。 ISOの審査で観察指摘事項になっている状況です。 600mmまで計測可能なアナログノギスなのですが、 定期校正に使用できるブロックゲージで保有している最大が350mmです。 600mmのブロックゲージを購入すればよいのですが、 当該ノギス自体使用頻度が非常に低く、費用対効果がありません。 質問としては、 ・最大600mmまで測定できるノギスに対して、フルスケール(600mm)のブロックゲージで校正/点検しなければいけないというような要求が、ISO9001及びJISであるのかどうかを教えていただけないでしょうか(ISOではないとは思うのですが)。 また、350mmまでの校正で問題がない、審査員に言い訳できる言い回し方などがあればこちらもご教授いただけないでしょうか。 外部校正というのも考えてはいるのですが、 器差事態が0.1mm以上あるので必要性が疑問です。 皆様どのようにご対応されているのかご教授いただけるとありがたいです。 よろしくお願いいたします。 ※OKWAVEより補足:「技術の森( 環境対策)」についての質問です。

質問者が選んだベストアンサー

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  • kon555
  • ベストアンサー率52% (1747/3349)
回答No.4

 まずISO云々については、社内基準で校正手順を決めてしまえば大丈夫です。  言い訳ベースでいいならば、ノギスの誤差が発生するプロセスベースで説明すれば良いと思います。  ちょっと長くなりますが、書いてみます。  アナログノギスの場合、機材が原因で誤差が発生する要因は『1.測定面の変形』『2.ジョウの傾き』『3.目盛の歪み』です。  この中で1と3は測定範囲と無関係ですから、350までの校正で問題なければOKのはずです。  そして2についても、350までOKかつ600付近NGとなるためには、スライダー部が曲がっていたり、隙間が大きくなっている必要があり、これはスライドの重さ変化やガタの有無で判定できます。  よって、350までの校正が問題ない事を前提とした上で、スライド部の動作に不良がなければ、600付近でも精度が確保されている可能性は極めて高いと言えます。  あとは0〜350までの測定誤差をプロットしてみて、誤差が拡大傾向にない事でも確認しておけば理論武装としては文句なしでしょう。  ただしどこまで行っても『理論上は』の話ですから、ブロックゲージまでいかなくとも、何らかの校正基準があった方が望ましいとは私も思います。  例えば大型マイクロ用基準棒とかなら、600サイズでも比較的安価で入手できますし。  もし上記の理論武装でも審査員が納得しない時には、安価な代用ゲージを探すといいと思います。 https://www.askul.co.jp/p/N861691/?sc_e=cp_p_as_go_pl_c_N861691&utm_source=go&utm_medium=PLA&utm_campaign=PLA_SSC_All&gclid=EAIaIQobChMIr4Hc3_f9_gIVXNhMAh1tOwelEAQYASABEgI3NPD_BwE

HBKZO
質問者

お礼

大変勉強になりました。 ノギスの誤差の原因となるポイントなど、確かにそうだと納得できました。 ありがとうございました。

その他の回答 (4)

回答No.5

正直、審査員の裁量(説明の腕の見せ所)によるものが大きいかもしれませんね。 今までの測定実績を提出し、350mmまでの測定しか行っていないこと、 350mmまでの校正範囲において適正な成績結果がでていること、 フルスケールでは使用頻度が低く費用対効果が得られないこと、これらを審査員にご説明されてみてはいかがでしょうか? また、外部検査機関に依頼することも検討されてもいいかもしれませんね。

  • merrysun
  • ベストアンサー率27% (1167/4304)
回答No.3

そのノギスで計測した値が製品に影響する事は実際あるのでしょうか? その計測による原因で製品に対するクレームはあるのでしょうか? 350mmまでの校正で今まで製品に影響を及ぼしたことはありません。 なのでこの校正方法で問題ないと実証されていますと私なら押し通しますが。 内部監査委員も何か指摘しないとやった感がでないので指摘したのでしょうし、観察指摘事項が出た時点で反論しなかったのですから 落とし所は350mmまでの校正での製品での不具合はないとのデーターを作成し、それをもって内部監査員も了承したとして収めるのが良いかと。

  • okvaio
  • ベストアンサー率26% (1778/6801)
回答No.2

基本的な考えとして、フルスケール、ピッチ送りでの保証が必要 だと思います。 そのノギスで保証する製品の公差にもよると思いますが、 製品のどの範囲までを何の測定器でどの程度、保証するかという ことです。 測定器は、保証精度の10分の1は必要だと思います。

  • merrysun
  • ベストアンサー率27% (1167/4304)
回答No.1

校正方法は自分たちで決めても良いはずです。 内部監査での指摘ですか?認証機関での監査ですか? 350mmまでの校正でも正確性は証明できると思いますし 実際計測する範囲はどの程度の範囲幅なのでしょうか? 認証機関での監査での指摘でも押し通せる筈です。 認証機関と会社側との協議もできますし 会社側も折れるなら 600mmのブロックゲージを購入するしかないでしょう。 検査機器の校正はこうでなければいけないと言う事はありません 自分たちで決めた標準書通りに運営されているかの監査ですから 当初の標準書には350mmブロックゲージでの校正を行うと書かれている文書が認証機関での監査は通って居るはずですよね

HBKZO
質問者

補足

内部監査です。 以前に外部監査(顧客)から同様の指摘があった際は対応したのですが、 (その時は150mmのノギスに対して150mmのブロックゲージを購入)、 今回は内部監査であり、指摘のノギスは600mmと1000mmだったので それは不要と回答して押し切ったのですが、もやもやしていたのでここで質問させていただきました。 (ミ〇〇ヨ様にもと問い合わせたのですが、フルスケールでの校正が必要との一点張りでして・・・)。 実際に計測するのは、500mm程度です。 確かに以前のフルスケールではない校正で認証が問題なく通っているエビデンスがあります。 ご教授ありがとうございました。

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    • ISO
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