アルミに無電解ニッケルメッキを施したものの黒変色について

このQ&Aのポイント
  • 洗浄装置の部品でアルミに無電解ニッケルメッキを施したものに黒変色が認められます。黒色成分の原因やメッキ皮膜の剥離状況について情報を求めています。
  • 黒変色する部分がどのようなものでできているのか、成分が純水に溶け出して汚染される可能性があるかなどの情報を求めています。
  • 同じ使用環境で2つの業者に無電解ニッケルメッキを依頼していますが、一方の処理では変色が認められません。変色する場合としない場合、何が異なるのかについても情報をお願いします。
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Alに無電解ニッケルメッキしたものを純水で使用し…

Alに無電解ニッケルメッキしたものを純水で使用して黒変色 洗浄装置の部品でアルミに無電解ニッケルメッキを施したものに黒の変色が認められます。仕様外のアルカリ性洗浄剤を使ったということで、調べたところ無電解ニッケルメッキはメッキ皮膜に含まれるPとアルカリで酸化ニッケルが生成してそれが黒くなるということを聞きました。イオウ成分があれば硫化も考えられるのですが、黒色成分と思われるものをICP発光分析装置によって分析した結果イオウは検出されませんでした。  同じ使用環境で2つの業者に無電解ニッケルメッキを依頼していますが一方の処理には全く変色が認められません。変色する方の処理内容を問い合わすと、シューマーSEK-670との回答を得ました。変色しない方の処理液は今のところ不明です。  黒く変色している部分はどういったものができているのか。またその成分は表面から剥離するかしないか。また成分が純水に溶け出して汚染される可能性があるかなどについて何らかの情報があれば教えていただけないでしょうか。  また変色する場合としない場合、何が異なるのかもわかればお願いします。 質問に記した以外に、類似経験でもいいですので情報をお願いします。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.1

無電解ニッケルめっきにはリン含有率により低リン~高リンがあり、高リンが一般的に変色しにくい皮膜です。またリン含有率が高くても硫黄系添加剤を多く使用するめっき液では、変色しやすい皮膜を形成します。よって変色させないためには、硫黄系添加剤を使わない、高リンめっき皮膜が得られるめっき液を選定すれば良いと思います。ただし純水でも長時間浸漬したり、その純水が汚染されていれば変色する可能性が高くなります。 変色した皮膜の分析はICPでは精度的に難しいと思います。直接皮膜を表面分析するオージェやEPMAなどが良いかと思います。この方法では硫黄も酸素も検出できるので、正常部と変色部の検出を比較すれば定性が可能だと思います。 変色した部位が剝がれたりすることはないと思いますが、溶け出しがあるかはICPを使用し分析してみたらいかがでしょうか ご参考になれば幸いです。

noname#230358
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。表面分析を検討してみたいと思います。

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