鉄の材質についての疑問

このQ&Aのポイント
  • X線分析のデータと現物を元に、お客様から提供された鉄の材質について疑問が生じました。
  • 材質はFeが約90%、Cが約6%でその他が残りであり、炭素成分が多い材料です。
  • JISに該当する材質は見つからず、製鋼用銑の成分範囲には該当するが、銑鉄をそのまま使用することはあるのか疑問です。
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鉄の材質

お客様より、「材質も含めて、同じものを作ってくれ」と、X線分析(SFPバルク)のデータと、現物を支給されました。 分析を大まかに説明しますと、 Fe:約90% C:約6% 他:残部 現物は、φ10くらいの肉厚パイプにねじ切りなど加工がしてあります。 炭素成分が多く、JISを見ても同等と思われる材質は見つかりませんでしたが、何の材料でしょうか。 また、強いて言えば、「製鋼用銑」の成分範囲には該当するのですが、銑鉄をそのまま使用することはあるのでしょうか。

noname#230358
noname#230358
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みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

C 6%の材料は見たことがありません。 多分鋳鉄だとは思いますが、もう一度きっちり分析したほうがいいと思います。 銑鉄は鉄鋼や鋳鉄の原料ですので、そのまま使用することはありません。 提供されているデータは蛍光X線による分析結果だと思います。 この方法はかなりきっちりとした標準試料がないと定量性に疑問があります。 したがって、データの数値は信頼性に欠けるといわざるを得ない状態だと思います。 分析には炭素については燃焼法、その他の元素は発光分光分析法が適当だと思います。 分析が不可能な場合はこの製品の使用環境と仕様から適当と考えられる材質を選択する以外に手はないように感じます。 高温・高炭素雰囲気ということですが、ここまでの炭素量になるまで浸炭する可能性はありません。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございます。 お客様から頂いたデータなのであまり詳しく書いておりませんが、専門業者に分析してもらった(らしい)データなのでそれなりの分析結果だと思います。 酸化物除去後、二箇所分析とありまして、いずれもCは5%台後半です。 高温(500℃程度?)、高炭素雰囲気中で使用していたと思われますが、その影響で増えてしまったということも考えられますか? ありがとうございます。大変勉強になりました。 蛍光X線分析は、基本的には定量分析に向かないのですね。 ご指摘受けて調べたとこころ「特に炭素量の分析は当てにならない」 とありました。 分析値(%)の有効数字が3桁で、成分の合計がほぼ100%だったのでそれなりの精度がある分析だと思っておりました。 本当にありがとうございました。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

間違いかもしれませんが・・・ 鋳物ではないでしょうか? だとしても、ねずみ鋳鉄にしても炭素量が高すぎるので 特殊な鋳物だと思います。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございます。 特殊な鋳物ですか・・・。 炭素量を多くすることで何か良いことがあるのでしょうか。 また、加工していないと思われる部の肌も結構きれいなのですが、 鍛造の可能性もありますか?

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