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電子回路の不具合:タンタルコンデンサーとヒューズ
- 35Vクラスのタンタルコンデンサーとヒューズが使用されるDC電源回路において、タンタルコンデンサーの初期不良によりヒューズが溶断する事故が発生しました。
- タンタルコンデンサーの実験では、35V3Aでオンオフを20回行った際、200個中1個がショートし、さらに4個/800個の漏れ電流異常も発生しました。
- タンタルコンデンサーの初期不良がある場合、ヒューズが切れてもコンデンサーが復活し、故障していないと判断されてしまう可能性があります。
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http://www.elna.co.jp/capacitor/tantalum/attention.html のNo4にあるように電源側のインピーダンスを3Ω/V以上にしないと 突入電流でタンタルコンデンサーが壊れる場合があります。 壊れる原因と考えられないかご検討ください。 なお、初期不良のコンデンサーに電圧をかけると直ってしまうのは セルフヒーリング効果というものです。 製造上の不良で極めて小さい面積で陽極と陰極がつながってしまって いる場合に電圧をかけて電流を流すと、その部分が焼き切れて正常に なってしまう現象です。通常は出荷前に全て焼ききってありますが、 積層構造で内部に亀裂などがあると輸送や実装時のショックで 陽極と陰極が導通してしまう場合があります。
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全く見当違いかもしれませんが。。。 電源off時に回路中の他のコンデンサなどの影響で 逆電圧がかかる・・・ なんて事はないでしょうか?? タンタルコンデンサに並列に逆流防止ダイオードを入れては??
お礼
ありがとうございます
(1)の方がおっしゃっている通りタンタルはショートモードで破損します。 発火にまで至ります。 私ならインダストリアル用途で約2倍、オートモーティブ用途で2.5~3倍の ディレーティングで使用します。 あと、使用したことはありませんが、ヒューズ内蔵タンタルコンデンサ なんてなものもあるようですよ。 タンタルは耐圧の高いものが少ないので、そういうところでは、アルミ 電解コンデンサなどを使用します。
通常、タンタルコンデンサーはショートモードで破壊する ものなのです。 そのため、使用する場合は十二分に注意するようにとよく 聞かされました。 タンタル以外に使用できるものがないのならいざ知らず、 特性のいい電解などもたくさんあります。 OSコンなどやや高いですが、周辺のパスコンを削除でき るなど、ご一考願います。
お礼
参考になります ありがとうございます