産業機械のオーダーメイド設計についての疑問と営業との関係
- 産業機械の設計はオーダーメイドが普通とされていますが、実際にはどの程度までが標準化されているのか疑問です。設計側からすると、毎回仕様が異なるため大変な作業となっています。
- また、当社の場合、顧客との打ち合わせがほとんどなく、営業が仕様を決めてきます。設計側としては、より技術的な要素を取り入れることができるはずなのに、その機会が与えられていないのが不満です。
- さらに、新しい機械の開発においても、設計が主導するのではなく、顧客の要望に合わせた機械を開発する形式が取られています。設計の自由度が低く、また試作や検証の段階がないため、開発の効率が低いと感じています。
- 締切済み
疑問2つ 産業機械はオーダーメイドが普通? 当社…
疑問2つ 産業機械はオーダーメイドが普通? 当社と他社の比較で疑問が 一般産業機械(以下産業機械と略します)の設計をしています。 一般的に産業機械は、オーダーメイドが普通になっているのでしょうか? 今の会社で設計をしているのですが、毎回毎回仕様が違うので、 全ての機械が1から設計しています。一応形が決まっている(標準と言うのでしょうか)部分はありますが、その部分は少なく、殆どの部分は、客の仕様に合わせて、過去にやったことないことを新規開発したり、過去に似たようなものをやっていれば、それを少し改造したりと、 響き良く言えば、「世界に1つしかない機械」になりますが、 設計側からすれば、たまったものではないです。 その上納期は短いです。。。。。。 例えば、大まかな部分は標準で決まっていて、ある一部分を変更してというなら、わかるんですが・・・・ 当社の機械は過去10年を見ても、それ一つとして同じ機械がないのです。 つまり、本当に都度都度設計で、完全オーダーメイドなんです。 なので、勤続年数が増し、経験を積んでる割には仕事が楽にならないと言うか・・・ でも、どの会社も産業機械の設計はこんなものなんでしょうか? ------------------------------------------------------------------ ------------------------------------------------------------------ そしてもう一つ疑問があります。 当社の設計は顧客と話し合う機会が全くと言っていいほどありません。 顧客の仕様は全て営業が決めてきます。 顧客と折衝して、営業が部品や材質など決めてきます。 その決めた内容を、書面にまとめ設計が図面を描くといったところです。 そうすると、なんだ?設計は営業に言われたことを図面にしているだけで、 技術的なことを一切と言っていいほど決めていないぞ。 ○○の部分は、設計が決めることで、営業が決めることじゃないんじゃないか?と思うところもあります。 設計は営業の下請けか?と思うこともあります。 客との打ち合わせに出て、ここはこうだからこういう風にすることは出来ないとか、いろいろ技術的なことも踏まえ話などしたいです。 でも、世間一般的にどこの会社も、殆どが営業が決めてきて、それにしたがって設計が図面を描いているというならしょうがないことですが。 皆さんの会社ではどうですか? 宜しくお願いします。 追記 新しい機械の開発がある時も、設計が開発して売るという形ではなく、 顧客からこんな機械が欲しい要望があると、その要望にあった機械を開発します。つまり、設計ではなにもできないのです。 機械の大きさや形など材質までも設計が決めることが出来ません。 営業が顧客の要望を聞き、それを書面にまとめその書面を見て図面を興すといった感じです。なにが、設計なのかわかりません。 そして、新しく開発した機械はそのまま顧客の製品となり出荷されます。 試作も検証もないです。 こんなやりかたって、当社だけではないのか?と疑問に思うようになりました。 皆さんの会社ではどうでしょうか?
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一般産業用の専用機を設計しているものです。(設計35年従事中) 質問の内容をかみしめて考えて見たのですが、まず始めに感じたのは営業の人の技術力の高さを感じました。 基本設計を客先と打合出来ると言うことは、失礼な言い方かもしれませんが、業界に4年、設計に3年程度の経験しか無い人には到底無理な事です。 実務経験を積んで、始めて基本設計、構成が出来る事で広く知識が無ければ無理でしょう。 一般産業機械はすべて新規設計です。ユニット化する事はまず無いです。 スピンドル構造等、一部ではユニット化をして若干の設計変更を加えて使う事も有りますが、ほとんどの場合は客先の要望(大きさ、高さ、速度、製品等)に合わせたものになります、35年間専用機(産業機械)の設計をしていて同じものは数える程度です。これが実状と思います。 設計は営業の手下?・・・これは違います、ほとんどの場合、客先の言う仕様は無理きわまり無いものばかりでこれを満足させる為に技術力を傾けるのが設計に携わる者の役割と思います。 アウトラインは営業、中身は設計と思えばいいのです。 設計に20年も従事して色々と経験を積み、技術力が高まれば、企業としては設計で無く営業に変える事でしょう・・・これを技術営業と言います。 経験が無ければ、この職種にはつけません、人格的にも、コスト意識も、経営的な知識も無いといけませんので。 是非とも、この職種につける様に今の内に、知識をどん欲に求めてください。
世界にひとつしかない機械を短納期で仕上られるから仕事が来ると考えられませんか.まさに設計者の資質が問われていますね.
独立する前に務めていた会社と同じです。コア部分の技術やノウハウは 多少あり、一品料理で産機を製作し、仕様は営業が決めてくる等々。 さて、貴殿の会社が、その業界(業種)のメーカーでなくて、発言力も ない。そして、多分、仕様は営業が決めているのではなく、お客さんに 仕様を決めて頂き、お客さんとの打合せ時に営業が客先から色々な情報 を得て、少し天狗になって貴社の設計に高飛車にでているだけだと想像 します。 多分、営業とお客さんの接待交際費は、非常に多いと想像します。 これが、授業料です。 企業が躍進するには、物事をしっている(理数系)エンジニアが営業する より、物理現象等の真理があまり判らない(文系)経済学部等が営業する 方が良いとされています。<できるできないを、多方面から早く判断する ので、リスクを負わなくなり、じり貧となるため> できれば、今のままで進めたら良いと思います。 そして、貴殿は、貴社内の設計効率を高めるために ? 既存の設計資料(図面を含めた)を整理して、直ぐ活用できるように データベース化する ? お客さんのニーズ調査や、業界のトレンド調査を目的として、時々 仕様打合せに営業と同行する。 上司や会社トップには、今後は『短納期』も我社の武器としたいので、 仕様が完全に固まる前に、新しい物の事前調査や、客先ニーズの事前 提案をしたい。そして、業界(業種)の方向性を纏めていき、云われる 物を作るから、客先との協議提案ができる会社体質に変えたい。 そして、リーディングメーカーとしての基礎作りをしたいと、提案を すれば、OKとなる筈です。<トップも望んでいる筈です> ? ?を提案し、実行する事は大変な労力を必要とします。 同じ考えの仲間を、50億以上売上げなら5人以上、少なくとも3人は 確保して、一緒に苦労ができるなら、実行して下さい。 途中で止めてしまうと、営業がそれみたかと云い、云われた事を云われ た様に、仕様と納期(価格も)で製作する下請けとなります。 等々を、考えて準備してみて下さい。 10~20年後には、執行役員以上になっている筈です。
> 機械の大きさや形など材質までも設計が決めることが出来ません。 > 営業が顧客の要望を聞き、それを書面にまとめその書面を見て図面を興すといった感じです。 あり得ないと思います 客先から組立図を支給され それを部品図にする というのでない限り・・・ たぶん 計算など必要ないほど余裕のある機械なのでしょうね。 又は国が関わっている物件? 原子力関係? 宇宙開発関係? 設計から営業に対してその物件に対してコストダウンなどの提案をしないのでしょうか? あと産業機械に限らず ほとんどの製品は変化していっていますね モデルチェンジという形で 同じなのはボルトぐらいでしょうか
>一般的に産業機械は、オーダーメイドが普通になっているのでしょうか? 汎用工作機械(旋盤やマニシングセンタ)、汎用プレス機、汎用成形機 ベルトコンベア、ローラーコンベア、リフター それら所謂汎用機と呼ばれるもの以外はほとんど全て受注生産の一品物が多いですね 一品物では有っても例えば自動車エンジンのクランクシャフト加工機とか ベース部分は共通化して治具部のみ特注とか言う例は多いですね それでもエンジンブロック加工機とクランクシャフト加工機とが 同じベースになる事はないでしょう >顧客の仕様は全て営業が決めてきます。 基本仕様を営業が決めるのはごく普通じゃあないでしょうか? >技術的なことを一切と言っていいほど決めていないぞ。 失礼ながら御社がそれほど技術的に高度な機械を設計していないと言う事になりますね 極論すれば、営業がマニュアル通り全て決めて設計そのものが不要と言う例も 例えばコンベアラインとかの設計はそれに近いですね 機械メーカの営業でなく商社の営業が全て決めてしまう例も そもそも御社の設計課は何を設計してるのでしょうか? 例えばモータ容量とかフレーム強度とかちゃんと計算してますか? 多くの場合、前回似たような機械で2.2kwでOKだったから今回のも 同じモータでってな具合と思う もしモータ容量やフレーム強度、機械構造まで営業が計算して決めてるなら よほど優秀な営業ですね
一般産業機械とはどの様な機械でしょう? 貴殿の言われるオーダーメイド機は他に代替の利かない機械であるなら その業界で市場性がそれを必要としているのでしょう。 一部のセル化は出来たとしても汎用機の様な機械の市場性が無いのでは? 貴社が存続する事が出来ているのが何よりの証拠です。 もう一つの疑問に対しては 私も疑問に思います。 貴社の設計陣は営業より技術力が低いのか? それとも、誰でも簡単に詳細が決められるマニュアルでも持っているのか? 普通は 営業部門・設計部門・技術(加工)部門 がそれぞれ問題点を協議しながら 進めて行く事だと思っていました。 一つ質問があります。 貴殿は業界に何年従事されておられますか? そして、設計の経験はどの程度でしょうか? 貴殿の文面からは設計の提案力(技術力)が営業よりも劣っているように思われます。 貴殿が営業から頼りにされるほどの力量があれば嫌でも営業が顧客に連れて行きます。 営業の方が開発できる機械とは・・・・? どの様な営業マンなのかも 個人的に非常に興味があります。 職に着いて3~4年なら周りのやっている事が良く理解できる頃でしょうね 自分なりに気づいた問題点を先輩に話しても真剣に聞いて貰えない頃でもあるでしょう。 案外 営業と設計は「アン・ウンの呼吸」で意思が通じているのかも知れませんよ。
お礼
ありがとうございました。 >一つ質問があります。 >貴殿は業界に何年従事されておられますか? 4年くらいです。 >そして、設計の経験はどの程度でしょうか? 3年くらいです。
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お礼
ありがとうございました。 殆どが一品モノなんですねー。 >失礼ながら御社がそれほど技術的に高度な機械を設計していないと言う事に >なりますね そうかもしれません。実は私自身もそう感じています。 >そもそも御社の設計課は何を設計してるのでしょうか? >例えばモータ容量とかフレーム強度とかちゃんと計算してますか? 強度計算はしていないと思います。 入社して間もない頃に、先輩社員に強度計算の事を聞きました。 そしたら、その先輩は、「計算してもそれが絶対とは限らないし。そのはじき出された数値が必ず保障できるわけではないから・・・・」と言われました。 つまり、計算してもあまり意味が無いから、強度計算はしてないし、必要ないと言われました。 最初は先輩の言う事だから聞くしかないと思っていましたが、しだいにそれは違うのではないか、目安でもいいから計算は必要ではないかと思ってきました。 では、計算しないでどうやっているのかと言うと、例えば鋼板や平鋼などは、 「これだけぶ厚くしておけば大丈夫だろ。」という厚さにしています。 これで設計者と言えるのか・・・?と自分でも思っています。 まずいとは思っているんですが・・・ >もしモータ容量やフレーム強度、機械構造まで営業が計算して決めてるなら >よほど優秀な営業ですね そこまでは決めていないですし、そこまで優秀ではないですね。