真空装置のシール方法による寿命の違いは?
- 真空装置のシール方法による寿命について疑問があります。
- 魔法瓶のような真空断熱装置の設計をしている際に、内側の部品と外側の部品を繋ぐ方法によって真空の長持ちする時間が変わるのでしょうか?
- Oリングによる固定と溶接による固定のどちらが最適なのか、そしてそれぞれの長所短所も知りたいです。
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真空装置のシール方法による寿命の違いは?
現在、魔法瓶のようなもの(真空断熱した囲いの中に何かを入れる)を設計しています。 材質はSUS304で、高真空にする予定です。 内側の部品と外側の部品を繋ぐ場合にOリングによる固定と溶接による固定では真空の長持ちする時間は変わってくるのでしょうか? 市販の魔法瓶などは2年くらいでダメになるように思うのですが、リークに注意してシールさえしっかりすれば一度真空にすれば1年くらいは持つものなのでしょうか? 今までは常に真空ポンプで引いている状況のものしか設計してこなかったので、今回のような一度真空に引いてポンプを止め、一定期間その状況をキープする・・・ということで困っています。 Oリング、溶接、その他・・・何が最適なのかも長所短所(Oリングの方がメンテはしやすいと思うのですが)もわかりません。 どなたか知恵を貸してください。 よろしくお願いします。
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確か、大手の魔法瓶メーカーでは高真空中においてロボットでの溶接を自動化 していたと記憶している。大量生産でコストが掛るので真似は難しいかも。。 近年では高真空中でのレーザー溶接などで、単品でも対応出来るかも知れない
絶対真空程度を、長期間保障するノウハウや、その製造方法は、マル秘 内容の塊です。 企業ノウハウそのものです。 一般的な内容は、他の回答者さんが記述している内容です。
真空とは大気圧より低い圧力を言います。ですから一年たって真空になっているかという質問は回答しづらいと思います。真空容器として適切にシールされていれば一年たっても真空でしょう。しかし材料からのガス放出、Oリングのガス透過、厳密に言えば材料もガス透過します。 ですから真空の質は相当悪くなるといえます。
当方が知る範囲でお答えします。Oリングでのシールで長期間の完全密閉は 無理だと思います。真空のレベルにもよりますが,高真空で長期間保証する ためには溶接してしまうほかない様に思います。こうした製品のひとつに 電流遮断器に用いる真空バルブ(保障期間10年程度)がありますが,これは 接合面や吸引口はロウ付け溶接が施されています。この場合でも溶接不良に よるスローリークが問題になります。
お礼
やはり溶接が一番の方法なのですね。 Oリングが使えれば後々楽だなぁと考えていたのですが・・・考えが甘かったです。 回答していただきありがとうございました。
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