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ダイカスト金型製作前の素材図の問題
- 金型製作を外注しているが、問題があり、金型製作が遅れている。
- 当社の考え方と客先の見解が異なり、JIS規格に適合していない。
- 初投稿で弱っており、JISに基づいた考え方を説得する方法を知りたい。
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回答が少し遅くなりましたが、興味があったら読んでください まずは、JISに関してですが 現場では使えないものではありません 使っていない現場は沢山ありますが JISは標準語です 会社のルールは方言です 今回の問題は 方言と標準語でコミニケーッションが取れなかったわけですから 標準語を勉強するか、方言を説明して理解しあいましょう JIS0403には 今回のような問題が発生しないように 当事者間で事前に話し合ってくださいと書かれています 本題に入りますが 鋳造される製品が 後で切削加工されるものかどうか? 外観が重要でリブ部等の形状変化部位の”ひけ”が問題になるか? などで勾配のつけ方は異なります 後で切削加工される場合は、最低板厚を確保する為に 先端基準で勾配をつけます 外観が重要な場合は根元の板厚を基準にして先細りで勾配をつけます どちらにも属さないような場合は、中間位置を基準にして勾配をつけます 最後に一言”説得する”のではなく 解りあうのですよ
「世間一般の金型メーカーはJISに基づいて製図されているのでしょうか。 かけだしの私の見解は、JISは決まり事であってゲンバでは使えない物。 製品図上で検討する場合と、金型上で検討する場合の勝手の違いではないかと考えております。」 現在のものづくりの社会では規格や資格にとらわれすぎて、本来持つべき意味を取り違えているように思います。 私が思うに規格、資格というのはあくまでも現場サイドで作業を円滑に進めるためのものと考えます。 もし、現場で規格が使えないと考えるならば初めから廃止をすべきと考えます。 実際問題として金型メーカーではJIS規格の部品は使うにしても、加工内容までJIS規格にしている会社は少ないように思います。 「それでは適当につくっているの?」と質問をされそうなのでお答えしますが、そこそこの信用がある会社は適当には作っていません。 ただ、金型を製作する上でJIS規格ではなく会社それぞれの規格で製作していると考えて正解です。 この規格がその会社の金型技術(企業秘密)となっていきます。 参考になれば幸いです。
お礼
回答ありがとうございます。うなずけるところがたくさんあり、 参考になりました。 金型メーカーではJIS規格の部品は使うにしても、加工内容までJIS規格にしている会社は少ないように思います。 金型を製作する上でJIS規格ではなく会社それぞれの規格で製作していると考えて正解です。 おっしゃるとおりで、JIS規格内の決まりを使用していないのではなく、 片方だけ(水平面基準)を使用しているので、JIS規格には適合している。と判断しております。 貴重なアドバイスありがとうございました。
問題点? 規格を尊ぶかノウハウを大事にするか? 問題点?勾配を+-どちらにするか?というより基準を何処にするか 仮にインジェクション部品なら 勘合面ーPL面、あるいは一番大きな外観面を基準に+-にしますよね。でも金型加工の現場では勾配はテーパーエンドミルで一発で削りたいつまり水平面を基準にした。 CADでもモデリング時には使いやすいコマンドにした。 と各部署で意見がぶつかりますよね。規格はあくまで最大公約数ですから。赤の他人に見せるので無ければお互い納得すればいいのでは。
お礼
ご回答ありがとうございます。 でも金型加工の現場では勾配はテーパーエンドミルで一発で削りたいつまり水平面を基準にした。 この文章を読んだとき鳥肌が立ちました。おっしゃるとおりです。 貴重なアドバイスありがとうございました。
経済産業省のHPでも確認できますが、金型図面は知的財産として、金型メーカーの所有になります。 御社独自の書き方で作図されようとも何の問題も無いと思います、むしろその方が独自のノウハウがあって良いのでは無いでしょうか。 作図時間の短縮のために、合わせ部分は▲と製品部分は○とかいう記号が書かれた図面もありますし、加工上問題の無い部分は寸法記入も省いた図面も星の数ほど確認できます。 弊社もJIS規格は参考にしましたが、今では3DCADとの絡みもあって独自に近い書き方になってきています。 メーカー側の図面もJIS規格で書かれていないのに、金型図面だけJISで書けという人が不勉強ではないでしょうか。 モノを作る人が見て意味が分からない書き方だけ直すような感じでいいのではないでしょうか。 影ながら応援しますので、ひるまずに頑張ってください。
お礼
ご回答ありがとうございます。うなずけるところがたくさんあり、 参考になりました。貴重なアドバイスありがとうございました。
内容をつかみきれないところもありますが。 素材図として勾配を指示するとき2次元図面では線ですが、製品になると 面になるわけですから、呼び寸法からプラスマイナスの指示を出す時に その基準の面が明確でなければなりません。 その基準面が平面とならない条件が図面上にあるのではないでしょうか。 基準面が明確に出来ない形状の場合は、勾配の基準面を設定して やることが必要かと思います。 プラスマイナスの記号のことを言うなら、図面の中に注記を入れて 「本図では勾配の方向を+、-で示す」という指示を入れたほうが まごつかないでしょう。
お礼
ありがとうございます。 「本図では勾配の方向を+、-で示す」という指示を入れたほうが まごつかないでしょう。 と言う内容に対して、客先様は『凸形状の場合・凹形状の場合』の略図を ご丁寧に記載されてました。わかると言えばわかりますが、二次元平面の図面より、3次元モデリングを行うため、貴殿がおっしゃる通りと思います。 迅速な対応ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 かけだしには、もってこいの、わかりやすい解説をありがとうございま した。 JIS0403には 今回のような問題が発生しないように 当事者間で事前に話し合ってくださいと書かれています 最後に一言”説得する”のではなく 解りあうのですよ この内容を心に留め、今後のやり取りに生かしていきたく思います。 当社の客先様に『ダイカスト』をご存じない客先様もございます。 ダイカストはご存じないのですが、図面はJIS規格に準じた図面だか ら、文句は言わさない。勾配もJIS規格だから文句は言わさない。 との強行姿勢でしたので、説得するのに時間がかかりました。 ありがとうございました。