内径加工における公差の問題と解決方法

このQ&Aのポイント
  • 内径加工において、φ4.45+0.02部分で公差の問題が発生しています。現在500個ほど加工した結果、15個ほどでφ4.45ピンゲージが止まってしまいました。リーマーの使用も検討しましたが、以前の経験からリーマーを使用するとばらつきが生じる可能性があります。
  • 加工に使用しているドリルやエンドミルの仕様や加工方法について報告します。粗加工ではφ6.1とφ4.1とφ2.3のドリルを使用し、精密加工ではφ3.6エンドミルと三菱のステッキツイン最大加工径φ4.0とφ2.0を使用しています。加工速度や送り速度にも工夫をしており、ゼロカットも行っています。
  • 上司からはこの程度の公差のばらつきには仕方がないとの意見がありますが、他の専門家の意見を聞きたいと思っています。加工の方法についてもアドバイスをいただければ幸いです。
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内径加工

シチズンNC自動機を担当しております。端面から5mmまでφ6.4+0.1の内径があり、その径からφ4.45+0.02まで60°のテーパーがありそのまま13.4mmまでこの公差で加工し、φ3.7+0.02まで60°のテーパー後、垂直の壁がありφ2.3の穴が16mmまであります。このφ3.7+0.02はテーパーと垂直の壁との接点の為、検査不可能だと思います。(φ2.3の穴はきり穴でOKです。)13.4mmも±0.02の公差があります。材質はSUS303です。 現在、φ6.1とφ4.1とφ2.3のドリルで粗どり後、φ3.6エンドミルで13.3mmまで加工(ドリルのかた削り)。そして三菱のステッキツイン最大加工径φ4.0(VP15TFのブレーカー付)で仕上げしろ0.05残し加工。φ4.45+0.02部分のみゼロカットしています。(奥の壁も同じく)そして同じく三菱のステッキツイン最大加工径φ2.0(VP15TFのブレーカー付)で仕上げております。仕上げもφ4.45+0.02部分のみゼロカットしています。粗、仕上げともに40mm/minで送りは0.05で、ゼロカットは回転同じで送りを0.1でしています。 加工個数は3500個で加工し現在500個ほど加工しました。φ4.45+0.02部分を500個全数検査してみると15個ほど12~3mmくらいのところでφ4.45ピンゲージが止まってしまいました。 上司の指示を仰ぐと、それくらいならしかたないだろうとの意見でしたが、技術の森の諸先輩方のご意見はいかがなものでしょうか? ちなみに最初はゼロカットなしで500個近く加工して、30個ほど通りが硬いものと止まりが覗くのがでてきました。ゼロカットをしてから上記のとおり通りが硬いものだけになりました。 なおリーマーの使用も考えましたが、今回はツールがいっぱいなうえに以前同じような加工をした際、リーマーを使ってかなりばらつきがでました。(超硬リーマー) よろしくご指導願います。

noname#230358
noname#230358
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noname#230359
noname#230359
回答No.1

りみすけさんこんにちは。 弊社でもSUS316Φ9の深穴加工で同様の問題がありました。 突き出しが長いために、キリコが絡まったようなわずかなショックで、バイトが逃げてしまうものと推測されました。 500個の内、15個の不具合なら、私も許容できる範囲なのではないかと思います。 もし何らかの方策で改善を求めるのなら、仕上げ用バイトには最大加工径3mmの物を、先端から9mmほどまでバイト背面を研削して(幅2.5mmぐらいになるように)使用するのが良いかと思います。 ちょっとはマシになるような気がします。 それから、荒削りで仕上げ代を限りなくゼロに近づけて、仕上げ加工で出るキリコを極力少なくするようにするのも良いかもしれません。

noname#230358
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 <500個の内、15個の不具合なら、私も許容できる範囲なのではないかと思います それを聞いて安心しました。 <仕上げ用バイトには最大加工径3mmの物を、先端から9mmほどまでバイト背面を研削して(幅2.5mmぐらいになるように)使用するのが良いかと思います 以前研ぎバイトでそのように成型して加工しましたが、あまりうまくいきませんでした。研ぎ方に問題があったかもしれません。 <荒削りで仕上げ代を限りなくゼロに近づけて、仕上げ加工で出るキリコを極力少なくするようにするのも良いかもしれません この方法も以前試したことがあります。この方法は粗バイトの加工具合にかなり精度が左右されるようなので今回は実施しなかったです。 細かくご回答いただき本当に有難うございました。 本日500個加工し、全数検査したところNGは5でした。合計1000個でNG20個ですのでこんなものかと思っています。

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